「おすすめは横浜・川崎エリア」お得に泊まれるホテルとは 東京のホテル代は2万円目前【Nスタ解説】

TBS NEWS DIG

「1万円」台どころか「2万円」目前という東京のホテル代。さらに受験シーズンと重なり、悲鳴が上がっています。

東京のホテル代2万円台直前 5年で約1.7倍

小林由未子キャスター:
都内のビジネスホテルの宿泊料が上昇しています。「東京ホテル会」の調べによると、2024年12月の東京のビジネスホテル平均客室単価は1万9028円。2019年12月の1万1272円と比べて約1.7倍に上昇しているということです。

南波雅俊キャスター:
東京以外も値段が上がっています。昔、地方から東京に出張してきた頃は1万2000円ぐらいあれば大体いけるかなという感じでした。今は1万9000円ですもんね…

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:

上がり幅で言うと、意外とシティホテルの方がマシかなという感じはします。逆にビジネスホテルが倍以上になっていて、安かったところこそ上がっているようなイメージはあります。

中華圏で日本の人気観光地は? 春節の大型連休まもなく

小林キャスター:
ただこの先、1月28日（火）から中国の旧正月「春節」が始まることで観光客がより増えるかもしれません。

今年の春節に伴う大型連休は1月28日（火）～2月4日（火）の8連休です。中国政府の発表によると、延べ90億人が移動し過去最多の見通しということです。

【日本の人気観光地ランキング（中華圏）】集計期間:2024年11月26日～2025年1月7日　出典:訪日ラボ

1位:白川郷（岐阜）
2位:清水寺（京都）
3位:東京ドーム

東京ドームは、東京ドームシティなどを含めて人気だということです。訪日ラボの担当者によると「施設内のアニメショップも人気ですが、遊園地を大都市で楽しめるのも人気の一つ。特に人気なのは、都会の風景を見ながら乗れるジェットコースター」ということです。

日比麻音子キャスター:
このジェットコースター、東京の街の上空を飛んでいるような感覚になれるので好きです。人気なのですね。

今村翔吾さん:
隣のホテルによく泊まりますが、確かに外国人の方が多いと感じます。

お得に泊まれるホテルとは? ハイシーズンでも同一価格

小林キャスター:
お得に泊まれるホテルを航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに聞いてみたところ、「ダイナミックプライシングを導入していない、あのホテルです」ということでした。

「ダイナミックプライシング」とは、需要に応じて料金が変動し、繁忙期にホテル代が高騰することを言います。

これを導入していない「東横イン」がおすすめということです。全国338、都内50ホテルを展開していますが、ダイナミックプライシングを導入していないため、ハイシーズンも同一価格です。

例えば、ホテルに直接予約するとシングル1部屋で土曜・祝前日は9700円、平日・日曜は8700円となります。（半年ごとに価格の見直しあり）

東横インの担当者は「プライベートでも出張でも予算内で安心できる宿泊を提供したい」ということでした。

さらに、都内200以上のホテルが加盟する「東京ホテル会」の高部彦二代表によると、「新宿エリアのホテル平均価格は、この1～2か月急上昇しているが、横浜・川崎エリアはここ1年あまり変動がない。オススメのエリアです」ということでした。

渋谷で1泊3700円！受験生応援プラン

小林キャスター:
このあと受験シーズンも重なると受験生の皆さんはホテルを探すのが大変ではないでしょうか。

そんな中、国立オリンピック記念青少年総合センターでは、「受験生応援プラン」を行っています。

渋谷で1泊（素泊まり）で、受験生は3700円、保護者も5740円で泊まることができます。

山内あゆキャスター:
私も姪のために1週間ほど予約しました。朝ご飯も7時半から食べることができます。事前予約がいるところといらないところとあるのですが、600円ほどで朝ご飯を食べられるのでありがたいです。

今村翔吾さん:
国内で必要とされている方が価格高騰についていけないことが問題です。入国の時点で補助金を出すなど、別の方法があるのではないでしょうか。国内の施設が使えなくなるのは困ります。

日比キャスター:
既にある施設がまだ使える可能性もあるかもしれません。新たなチャンスを見出して、受験生の皆さんには頑張ってほしいですね。

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＜プロフィール＞
今村翔吾さん
「塞王の楯」で第166回直木賞受賞
歴史・時代小説家
30歳までダンス講師