米G1で13馬身ぶっちぎった圧勝劇 日本の無敗逸材馬の「最大のライバルになりそう」と警戒の声広がる

フィアースネス【写真：Getty Images】

■G1フロリダダービー

　米競馬のG1フロリダダービー（ダート1800メートル、9頭）が現地30日にフロリダ州ガルフストリームパーク競馬場で行われ、1番人気のフィアースネス（牡3・プレッチャー、父シティオブライト）が2着に13馬身1/2もの大差をつける圧勝でG1・2勝目を飾った。勝ち時計は1分48秒22。余力十分の勝利で、現地5月4日のG1ケンタッキーダービー（ダート2000メートル、チャーチルダウンズ競馬場）の最有力候補に浮上。呆れるほど強かった内容に、ネット上の日本人ファンからは「最後流してこれはエグい」「完全に公開調教」といった脅威の声が上がっている。

　後ろからは何にもこなかった。好発から逃げの手に出て、抜群の手応えで4コーナーを回ったフィアースネス。すでに後続に3馬身以上の差をつけていたが、直線の入り口で手前を変えるとあとは独走となった。鞍上のジョン・ヴェラスケス騎手は少し手綱をしごいただけで、あとは“持ったまま”。残り1ハロンを切ったところで、股下から後続との差を確認する余裕でゴール板を駆け抜けた。

　これで昨年11月のブリーダーズカップジュベナイルに続くG1・2勝目。2月のサウジアラビア、先週のUAEと、2か国でダービーを勝った日本馬フォーエバーヤング（牡3・矢作、父リアルスティール）にとって最大のライバルが出現した形で、ネット上の日本人もざわついた。

「最後流してこれはエグい」
「完全に公開調教」
「フォーエバーヤングにとって最大のライバルになりそう」
「彼はこの力を本番で出せるのか」
「BCジュヴェナイルの勝ち方がフロックではないってこと、証明したね」
「道中自分の好きなペースで逃がしたらそりゃこうなるわwww　坂井瑠星は鈴をつけに行く事を覚えておけば大丈夫」
「フォーエバーヤングはこいつを倒さにゃならんのか」

「ウマ娘」で知られる藤田晋オーナーにとっても、昨年2歳王者のパフォーマンスは穏やかではないところ。1か月後の直接対決が注目される。（THE ANSWER編集部）