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大谷翔平ホームラン球GETの夫妻、ド軍に不満 交換交渉で「警備員が囲んだ。貼り付けにしたんだ」

THE ANSWER / 2024年4月5日 12時33分

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■本拠地ジャイアンツで待望の一発

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は「2番・DH」で出場した3日(日本時間4日)の本拠地ジャイアンツ戦の7回に待望の今季1号ソロを放った。中継では、大谷の記念すべきホールランボールを手にした幸運な女性ファンの姿も映り、試合後に大谷が記念球を譲り受けたことも明らかになっていたが、米記者は記念球を手にした夫妻が「相応しい対価を得るのが公平」「圧力を感じた」などとドジャースへの不満を語っていることを報じている。

 7回の第4打席でついに飛び出した大谷のドジャース1号。飛距離430フィート(約131メートル)のホームランボールを右翼席で掴んだ女性の姿が中継で映し出され、ネットでも話題に。米放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の試合後番組では、ホームランボールが大谷の手元に戻ってきたこと、キャッチしたファンには見返りにボールと帽子2つ、バット1本をプレゼントされたと明かされていた。

 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」は「このファンはショウヘイ・オオタニのドジャース1号をキャッチ:つらい思いが生じた」との見出しでサム・ブラム記者の署名記事を掲載。記念球を掴んだアンバー・ローマンさんの夫、アレックス・バレンズエラさんが「我々は誰かから搾取しようとしてなんかいない。金をむさぼるような人間ではないよ。ただ、特別な瞬間で、特別なボールだった。それに相応しい対価を得るのが公平だと思う」と語っていると伝えた。

 この件について同メディアは「ドジャースはジ・アスレチックに対し『ドジャースは、取引についてファンとさらに会話をする用意はある』と語った」としており、再度の交渉の余地があることにも触れている。

 記念球をキャッチした直後の様子についても記事では触れられており、バレンズエラ氏は「彼ら(ドジャース)は彼女を利用したんだ。複数の(警備員の)男性が彼女を取り囲んだ。私が彼女にアドバイスをすることすらさせてもらえなかった。その場を去ることはできなかった。彼女を貼り付け状態のようにしたんだ」と語っている。

 さらに「当初の返礼品は2つのサイン入り帽子だったという。ローマンは圧倒されたが、彼女は他に加えられるものはないか聞いた。そこにバットとボールが加えられた」と今回のセットになった経緯を紹介している。(THE ANSWER編集部)

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