1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

ネリがついに来日「俺はイノウエより勝ってる。KOだ」 早くも尚弥を挑発「アイツがPFP1位と思わない」

THE ANSWER / 2024年4月21日 15時43分

羽田空港に到着したルイス・ネリ【写真:浜田洋平】

■ネリが羽田空港に到着

 ボクシングの元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)が21日、5月6日に東京Dで行われる世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)への世界挑戦に向け、東京・羽田空港に来日した。体重超過で王座を剥奪された2018年3月の山中慎介戦以来、6年2か月ぶりとなる日本での試合。モンスター撃破へ、因縁の地に降り立った。戦績は31歳の井上が26勝(23KO)、29歳のネリが35勝(27KO)1敗。

 午後3時26分、ネリが羽田空港に登場した。妻や娘3人、陣営と到着ロビーを闊歩。数百人の野次馬にスマホを構えるファンも。騒然とする中、取材エリアまで移動した。

 体調について「パワフルで5か月間、練習してきた」と準備万端。「とても嬉しく思う。この試合、東京ドームの興行が成功することを祈る」。通常なら1週間から10日ほど前に来日する選手が多いが、今回は2週間前と早かった。「時差と気候に慣れるためだ。こっち(日本)が夜ならあっちは朝だからね」と笑った。

 井上については「ナオヤはいいボクサーだと思う。スピード、パワー、才能もある。(テレンス)クロフォードや(ガーボンタ)デービスのようにね」と評価。しかし、戦う身としては「ただ、俺はイノウエより勝っていると思う」と自信たっぷりだ。「あいつがPFPのNo.1だとは思わない。もっと良い選手がいる。でも、メディアが彼をNo.1だと言うなら嬉しいよ。なぜなら、その選手と戦えるんだから」と笑った。

 3月の試合発表会見でも来日。優等生発言を繰り返したが、「前回は会見が目的で周りがリスペクトすべき選手だと教えてくれたので、あのようになった。彼をリスペクトしているけど、恐れてはいない。KOする」と宣言した。

 ネリは2017年8月の山中慎介戦の薬物検査で陽性反応が出た。18年3月の再戦は大幅な体重超過でWBC世界バンタム級王座を剥奪。ともに勝利したが、日本ボクシングコミッション(JBC)から国内のライセンス無期限停止処分を受けた。海外でリング復帰し、20年9月にスーパーバンタム級で世界2階級制覇。今年2月、ネリ陣営はJBCに謝罪と資格回復を求める書面を提出。規定に基づき、処分が解除された。

 減量具合が気になるところだが、WBC独自ルールの試合1か月前と15日前の計量はすでにクリアした。スーパーバンタム級のリミットは55.3キロ。1か月前はリミットの10%、15日前は5%、7日前は3%が上限とされている。

 東京Dのボクシング興行は1990年のマイク・タイソン以来34年ぶり。日本人がメインイベントを務めるのは初めてとなる。

○…Amazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上―ネリ戦のほか、元K-1王者・武居由樹(大橋)がWBO世界バンタム級王者ジェイソン・マロニー(豪州)に世界初挑戦。井上の弟のWBA世界同級王者・拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)と2度目の防衛戦を行う。WBA世界フライ級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は同級3位・桑原拓(大橋)と初防衛戦。同じ興行で世界戦4試合は国内史上最多の規模となる。(THE ANSWER編集部)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください