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141m特大弾で大谷翔平の評価を“手のひら返し” 6年前を懺悔「メジャーでは打てない」から「彼は本物」

THE ANSWER / 2024年5月6日 11時43分

ブレーブス戦で本塁打を放ったドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■元ソフトバンクのニコースキー、大谷の141m弾を目の当たりにして語ったこと

 米大リーグの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・DH」で先発し、今季初の1試合2本塁打、4安打を記録した。さらに8回先頭で放った10号は、中堅左のスタンド中段にまで達する飛距離141メートルの特大弾。この打球を目の当たりにしたブレーブス側の解説者、CJ・ニコースキー氏は、大谷が米国に渡った2018年当時の「メジャーでは打てない」との評価を懺悔している。

 8回先頭で打席に立った大谷は、左腕ミンターの直球をとらえて中堅左へ運んだ。打球はスタンド中段まで伸び、飛距離は実に464フィート(約141.5メートル)を記録。大谷にとっては今季自己最長、更に2015年にスタットキャストの計測が開始されて以降、ドジャースタジアムでは歴代3番目の大アーチだった。

 米ジョージア州の地元放送局「バリー・スポーツ・サウス&バリー・スポーツ・サウスイースト」実況席は、ブレーブスがダメを押される事態となり意気消沈。実況のブランドン・ゴーディン氏が「ショウヘイ・オオタニがセンターへ! また打ちました。今日2本目、この連戦で3本目です」と伝えた。

 さらに「向かい風が吹いていました。そんなコンディションでも460フィート超。これはただごとではありません。これが7億ドル(=約1014億円、契約当時)を稼ぐ理由なんでしょう」と絶賛。続けて「彼はただものではありません。今年はご存知の通り登板はしませんが、ベーブ・ルースとずっと比較されてきました。2000年代になって、こんな二刀流がまた現れるとは。彼はただものではありません」とその希少性を繰り返し伝えた。

 これを受け、ソフトバンクでもプレーした解説のCJ・ニコースキー氏は、大谷がアメリカに渡った当時を回顧し「私はレンジャーズで働いていた2018年に、彼の初年度のスプリングトレーニングを見たことがあります。打撃に関してはとても悪い春を過ごしていました。『彼はメジャーでは打てないだろうな』と思ったのを覚えています。90マイルの速球に振り遅れ、左投手相手に酷いスイングをしていました。打撃ではついていけないだろうという感じでした」とコメント。「それが全くそんなことはなかった」と“懺悔”した。

 さらに「彼は本物です。2度目の肘の手術を経てどう回復してくるか見てみないといけませんが、ここまで投打ともに非常に高いレベルでやってきています。彼が投打ともに怪我なくやりさえすれば、MVPを彼から奪うのはとても難しいでしょう」と今季もMVP間違いなしとのお墨付きを与え、評価を“手のひら返し”している。(THE ANSWER編集部)

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