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男子バスケの五輪歴代最強チームは? 過去333勝6敗、米国で今も語り継がれる「ドリームチーム」

THE ANSWER / 2024年8月3日 14時33分

バスケットボール男子米国代表【写真:FIBA提供】

■「シン・オリンピックのミカタ」#50 連載「オリンピック・トリビア」第14回

 スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、4年に一度のスポーツの祭典だから五輪を観る人も、もっと楽しみ、もっと学べる“新たな見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値の理解が世の中に広がり、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。

 今回は連載「オリンピック・トリビア」。いろんなスポーツが行われる五輪を見ていると、それぞれの競技のルールやしきたりなど「よくよく考えると、これってなんで?」と不思議に思うことがないだろうか。スポーツ新聞社の記者として昭和・平成・令和とスポーツを40年追い続けたスペシャリスト・荻島弘一氏が、そんな今さら聞けない素朴なギモンに回答。オリンピック観戦を楽しむトリビアを提供する。第14回は「バスケットボール男子の歴代最強チームは?」。

 ◇ ◇ ◇

Q.バスケットボール男子の歴代最強チームは?

A.夢をかなえた1992年バルセロナ大会の米国代表チーム。

【解説】

 1936年ベルリン大会から行われているバスケットボールで、最多優勝を誇るのは米国です。前回の東京大会まで不出場の80年モスクワ大会を除く19回出場し、優勝16回。通算333勝6敗(今大会は除く)と信じられないような成績。中でも、記録にも記憶にも残るのは92年バルセロナ大会で金メダルに輝いた「ドリームチーム」です。

 国際バスケットボール連盟がオリンピックへのプロ選手参加を認めたのは89年。88年ソウル大会、大学生の選抜チームで屈辱的な銅メダルに終わった米国は、プロのNBA選手で金メダル奪還を目指すことになりました。

 もっとも、NBAで成功を手にしたスーパースターを集めるのは、簡単なことではありませんでした。シーズンオフで休養したい選手もいるし、家族と過ごしたい選手もいる。オリンピックに対する考え方もバラバラでした。NBA自体も当初は選手の参加に積極的ではなく、誰もが夢見た「スター軍団」の結成は、不可能なこととさえ思われていました。

 それでも、マジック・ジョンソン、マイケル・ジョーダン、スコッティ・ピッペンなどNBAを代表するスター選手が集結。公式に「ドリームチーム」と呼ばれたチームは、圧倒的な強さで金メダルを獲得。対戦した相手チームに記念写真を頼まれるなど、大会でも別格の輝きを放ちました。

 この大会をきっかけに、世界的にNBA人気は沸騰。その後のオリンピックでもNBA選手が活躍しています。ファンの間では「歴代最強は?」が大会のたびに話題になりますが、その話題性や影響力から考えれば「最強」は92年バルセロナ大会の「ドリームチーム」といえます。

 ちなみに、今大会の米国代表も超豪華。レブロン・ジェームズ、ステファン・カリー、ケビン・デュラントらNBAのMVP経験者をそろえて、5連覇を狙っています。(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

荻島 弘一
1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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