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大谷翔平が残した衝撃「9.2」 打撃だけで伝説ジャッキー・ロビンソンに肉薄…球団史上4位の快記録

THE ANSWER / 2024年10月2日 11時9分

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

■10年もすれば「もっと評価されるように」

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は移籍1年目のレギュラーシーズンを終えた。54本塁打130打点でナ・リーグ打撃部門の2冠に輝き、打率.310は同2位。チーム勝利への貢献を示す指標「WAR」でもリーグトップの9.2をたたき出した。DHは守備による貢献がないため、圧倒的に不利な指標で残した規格外の数値。これはドジャース歴代で見ても4位にランクすると米メディアが指摘している。

 ドジャースの公式メディア「ドジャー・インサイダー」は「1890年以来ナショナル・リーグでプレーしてきたドジャースにとって、大谷の統計的な成績は先人の中でどの位置にあるのか?」として、米統計サイト「ベースボール・レファレンス」算出のWARを元にしたドジャース野手の歴代ランキングを掲載している。

 これによると、大谷の9.2は球団史上4位。トップは黒人選手最初の大リーガーとして知られるジャッキー・ロビンソンが1951年に残した9.7。2位は2004年のエイドリアン・ベルトレの9.6。3位は再びロビンソンで、1949年の9.3だという。ロビンソンは両年とも二塁、ベルトレは三塁の守備でも、大幅なプラスをたたき出している。大谷は打撃だけで、彼らに匹敵する貢献をしたことになる。

 記事は今季の大谷について「現実的に考えて、大きな期待を背負ったオオタニが、ドジャースで迎える最初のシーズンでどのようなインパクトを残すのか誰も計り知ることはできなかった」とシーズン前の見方を紹介。昨秋に手術を受けた右肘のリハビリを続けながら、史上初の「50本塁打&50盗塁」を達成したことや、最終戦の日まで三冠王の可能性を残したことを驚きをもって伝えている。

 さらに「10年もすれば、オオタニの2024年の統計は、ベーブ・ルースの二刀流のストーリーとともにもっと評価されるようになるかもしれない。今のところは、現実とは思えない映画を見ているような気分だ」と、まるで夢のようなできごとを現実にしたとして称賛している。(THE ANSWER編集部)

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