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衝撃KOの井上尚弥から粋なサプライズ 1か月遅れの…会場はこの日一番の総立ち状態に「俺も欲しい!」

THE ANSWER / 2025年1月24日 21時20分

4団体防衛に成功し、客席にプレゼントを投げる井上尚弥【写真:中戸川知世】

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 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)と4団体防衛戦に臨み、4回2分25秒KO勝ちした。1か月延期と対戦相手変更が続いた異例の興行。現役単独最多の世界戦通算24勝、歴代2位となる3度目の4団体防衛を果たした。戦績は31歳の井上が29勝(26KO)、32歳のキムは21勝(13KO)3敗2分。

 待ちに待った観客の熱に押され、井上は挑戦者を葬った。初回はサウスポーの相手に慎重な立ち上がりだったが、2回は狙いすました右ショート、3回はガードの上から右ストレートを炸裂。右ボディーも入れ、鈍い音を立てるたびに客席からどよめきが起きた。白いグラブが返り血に染まる。決着は4回。左フックを効かせてから滅多打ち。それでも、キムは「来い!」とジャスチャーを見せたが、最後は容赦なくワンツーでぶっ倒し、10カウントとなった。

 試合後、リングインタビューで井上は「急遽代役で対戦を受けてくれたキム選手、ありがとうございました」と感謝。涙のキムが退場する際には、インタビューを中断してリング上から拍手を送るシーンもあった。井上の粋な計らいはさらに続く。当初は12月24日のクリスマスイブに開催される予定だったため、ファン向けにクリスマスプレゼントとして用意していた後援会Tシャツを客席に投げ入れ。会場はこの日一番の総立ちとなった。

 キャッチしたファンは狂喜乱舞の様子。ネット上のファンからは「羨ましすぎる!」「いいなぁ」「俺も欲しい!」と羨望の声が上がっていた。(THE ANSWER編集部)

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