井上尚弥の強さに衝撃「試合受けたことを後悔してる」 キム、涙のKO負けに「半分冗談、半分本音」と吐露「屈辱的だ」
THE ANSWER / 2025年1月24日 21時30分
■井上が4回KOでキムを粉砕、現役単独最多の世界戦通算24勝
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)と4団体防衛戦に臨み、4回2分25秒KO勝ちした。敗れたキムは試合後の会見で「屈辱的だと思っています」と率直な思いを口にした。
井上は初回、サウスポーの相手に慎重な立ち上がりだったが、2回は狙いすました右ショート、3回はガードの上から右ストレートを炸裂。右ボディーも入れ、鈍い音を立てるたびに客席からどよめきが起きた。白いグラブが返り血に染まる。決着は4回、左フックを効かせてから滅多打ち。最後はワンツーでぶっ倒し、10カウントとなった。
敗れたキムは涙。リング上の井上尚弥も急遽の対戦を感謝し、退場時には観客からも温かい拍手が送られていた。会見には左目に真っ青なあざができた状態で登場。「当然、試合に勝つためにここに来た。今の率直な気持ちは、屈辱的だと思っています」と悔しさを隠さなかった。
井上の印象については「試合の中では、全体的にもうちょっと感情的な方じゃないかと思った。もっと人間的なことを感じたし、リングの上では冷静な姿も見えた」と表現した。井上との試合を受けたことを後悔しているかと問われると「はい、負けたので後悔しています。半分冗談、半分本音です」と少し笑って、吐露した。
1か月延期と対戦相手変更が続いた異例の興行。井上は現役単独最多の世界戦通算24勝、歴代2位となる3度目の4団体防衛を果たした。戦績は31歳の井上が29勝(26KO)、32歳のキムは21勝(13KO)3敗2分。(THE ANSWER編集部)
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