川中美幸 大阪松竹座で喜劇に挑戦「新人のつもりで勉強させていただく」

大阪松竹座「松竹新喜劇-喜劇発祥120年」取材会に出席した川中美幸

歌手の川中美幸（６８）は２日、大阪松竹座で行われた「松竹新喜劇 喜劇発祥１２０年」（５月１０日～１９日）の取材会に出席した。

劇団「曽我廼家兄弟劇」は１９０４年、大阪・道頓堀で喜劇を上演。これが日本で初めての喜劇だった。

この精神を受け継ぐ松竹新喜劇が、曽我廼家五郎・十郎ゆかりの芝居「幸助餅」「村は祭りで大騒ぎ」を上演する。

ゲスト出演する川中は「今の時代、必要なのはこの世界（喜劇）やな。殺伐とした世の中で、暗いニュースが多いし、気持ちが落ちるでしょ。緊張してますが、新人のつもりで勉強させていただければ」と意気込む。歌手としては「お芝居の後に歌わせていただきます。カーテンコールでは１～２曲歌わせていただく予定です」と説明した。

俳優の曽我廼家文童は、喜劇役者としての川中の可能性を指摘。「歌の合間に客席との対話があるんですよね。一人でしゃべって、一人でお客さんを笑わせているのを見て、いろんな役者と絡んだらもっと笑いがふくれあがって良いんじゃないかなと感じました」と太鼓判を押した。