水原元通訳に〝未返済の借金〟か 若狭氏「日本なら払わないで済む」大谷翔平に請求権

所在不明の水原氏

元東京地検特捜部副部長の若狭勝氏が、ドジャース大谷翔平の元専属通訳・水原一平氏の〝借金問題〟に私見を述べた。

６日にユーチューブチャンネル「弁護士 若狭勝のニュース塾」を更新。

大谷をめぐっては元専属通訳の水原一平氏が違法賭博の〝胴元〟に少なくとも６億８０００万円を大谷の口座から送金したとされる。

さらに３月２７日付の西部カリフォルニア州の新聞「オレンジ・カウンティー・レジスター」は、ブックメーカー関係者の話として、水原氏に「未返済の借金がある」と報じた。金額は公表されていない。

これに弁護士資格を持つ若狭氏は「日本の法律でいくと、いまだ賭博に関わって借金を負ったとしても、その借金は違法な賭博で発生したものなので、日本の法律でいくと、債務・借金は支払わないで済むことになる」と解説。

大谷が失った６億８０００万円についても「日本の法律の下なんですが、水原氏が大谷さんの知らないところで大金を送金したとすると、大谷選手は賭博の胴元側に『お金を返してくれ』と請求することができる。不当に胴元側が利得しており、不当に大谷選手が損をしているということなので、『返してくれ』と言う権利が日本の法律だとある」と述べた。

ただし、これはあくまで日本国内での話。若狭氏は「アメリカの法律はどうなのか。私はごめんなさい。よく知り得ない」と注釈をつけることも忘れなかった。