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【Mリーグでのリアル何切る?】〝完璧な選択〟堀慎吾は相手のダマテンをどう読んだのか

東スポWEB / 2024年4月10日 14時26分

3月4日第2試合 東2局0本場 南家・堀慎吾の16巡目(2万5000点・同点2着目、ドラ=6索、6萬)

写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。

カン7索でテンパイしているところに8索を持ってきた終盤。他家からはテンパイの気配…

【答え=4索(リーチ)】リーチせずにアガれる状態「ダマテン」。リーチしない理由はいろいろあるが、対戦者からすれば、宣言がない状態でテンパイをしていることが察知できれば、放銃率は格段に下がる。ここを読み切れるのがトップ雀士だ。堀慎吾(サ)は、このダマテン気配を読み切り、完璧な選択で放銃を回避してみせた。

終盤に持ってきたのは、序盤に1度切っている8索。カン7索の一盃口でテンパイしていたためツモ切りも十分あったが、ピタリと堀の手が止まった。考えたのは上家の渡辺太(ド)と対面の滝沢和典(格)のテンパイだ。まず仕掛けを入れていた滝沢から。「北ポンして打6萬、さらに持ってきた北を加カンし、その後に4索を手出ししている。普段からあまり無理な仕掛けをしない滝沢選手が北の加カンまでしているので、ほぼテンパイ確定です。そしてテンパイ(していると思っている)からの4索手出しなので、ここはほぼ456索に7索を持ってきたスライド切りと思っていました」

続いて渡辺だ。「中盤に3筒・1筒と手出ししています。普段から広く構える太選手が内側からカンチャンターツを払っているので、好形な手が入っていると警戒はしていましたが、終盤には加カンしている滝沢選手へ危険牌の3筒・1筒と勝負しており、テンパイなのはほぼ確実。さらに太選手は普段、かなりリーチを多用するタイプな打ち手にもかかわらず、リーチをしないということはダマで満貫以上の手をテンパイしていると読みました」

ダマテンで満貫となれば、高確率でドラが絡むと読むのも自然。ドラ6索を使っているならば、堀が持ってきた8索を含む5・8索の筋は超危険だ。

また堀にとっては7索切りを選択すればツモリ三暗刻テンパイ(4・6索待ち)にも取れたが「4索は滝沢選手に1枚切られた、6索は滝沢選手・太選手がそれぞれ持っていて山にないと読んでいました。太選手はダマテンが入っているとしたら5・8索待ちが濃厚なので、5索を持ってきても大丈夫なように、4索切りリーチとしました。」と理由を述べた。読みは全て大当たり。仮に4・6索待ちに取れば純カラだった。結果、流局に終わったものの堀の思考と選択が光った。

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