井上尚弥 外野からの〝米国進出論〟にキッパリ見解「今や軽量級の本場はここ日本」

井上尚弥

ボクシングの世界スーパーバンタム級４団体統一王者の井上尚弥（３１＝大橋）が、自身のＸ（旧ツイッター）で米国進出に関する持論を展開した。

井上は「アメリカに来て試合をしろと言うコメントに？？？？？ 今や軽量級の本場はここ日本にある。試合が見たいのなら日本に来ればいい。日本のマーケット以上の物がアメリカにあるのなら喜んで行く。それだけの価値がここ日本にはある」との見解を示した。

井上に米国進出を求める意見があるのは事実。米専門メディア「ボクシング・シーン」は、パウンド・フォー・パウンド（ＰＦＰ、階級差を超えたランキング）で１位になったモンスターについて「こんなことを示唆するのは醜い米国人っぽいかもしれないが、もし彼が本当に大金を手に入れたいのであれば、そのリングは米国がふさわしい」と指摘した。

同メディアによると、元ＷＢＣ世界ウエルター級王者のショーン・ポーター氏（３６）も「井上の目標が本当にわからない。ボクシング界の次のスターになることだろうか。ボクシングでは米国人（ファン）に注目してもらうために海を渡って米国に来て、米国人を倒さなければならない」と語っている。

これら指摘に井上なりに回答してみせたのだろう。現時点では米国進出の考えはないようだ。