久保建英のパリ五輪参戦 日本協会が招集目指す一方で城彰二氏「行かない方がいい」

久保建英

スペイン１部レアル・ソシエダードの日本代表ＭＦ久保建英（２２）が、今夏のパリ五輪に出場できるか注目されている。

五輪は、所属クラブに選手派遣の義務はないが、日本サッカー協会は、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたＵ―２３アジア選手権（１５日開幕、カタール委）で出場権を確保した場合、本戦で久保を招集できるよう交渉していく流れだ。

本人は参戦に前向きとされるが、今夏に古巣レアル・マドリードなどビッグクラブに移籍すれば、難しいと見通しだ。またＲソシエダードのスポーツディレクター、ロベルト・オラベ氏は、久保の派遣に慎重な姿勢を示している。

そんな中、元日本代表ＦＷの城彰二氏は、自身のユーチューブチャンネルで、久保のパリ五輪参戦に反対の姿勢を示した。「俺の意見だけど、行かない方がいいと思う。技術は高いし、フル代表で活躍している。同じ世代に入ったとき、みんな気を使う。久保君がやりたいようなチームになってしまい、積み重ねてきたことが崩れてしまう。（久保の）レベルが高いから、チームとしてのまとまりがなくなる気がする」と説明した。

いずれにしても、久保のパリ五輪出場を巡っては、さまざまな立場からさまざまな意見が今後も飛び交っていきそうだ。