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【広島】無得点で今季初ドロー 新井監督は12回の代走・羽月隆太郎を擁護「行けと言っているので」

東スポWEB / 2024年4月19日 23時5分

広島・羽月隆太郎(右)のタッチアウトで試合終了となった

広島は19日の巨人戦(マツダ)を延長12回の末、0―0のスコアレスドローに終わった。広島・九里亜蓮投手、巨人・戸郷翔征投手の両先発が好投し、両軍無得点のまま、7回以降は両チームのブルペン勝負に。両軍とも一歩も譲らぬ形で、延長12回までゼロを並べた。

自軍は合計8人の投手陣をつぎ込み、何とかしのいでいる間に、得点を刻みたい赤ヘル打線だったが、先発・戸郷の後を受けたG中継ぎの前に12回まで2安打と、見せ場をつくれない。

最後の攻撃機会となった延長12回には、二死から坂倉が中前打で出塁。新井監督は代走・羽月隆太郎内野手、次打者の田村に代打・松山竜平外野手をダブル投入する〝勝負手〟を敢行した。

代走・羽月は初球から得点圏の二塁を狙うべく、盗塁を狙ったが、結果的には2球目のけん制で誘い出され、タッチアウトで試合終了。イチかバチかの大勝負をこの日、24歳のバースデーを迎えた走り屋にかけたが、巨人の防御網の前に阻止された。

指揮官はラストシーンについて「こちらは『行け』と言っているので。あそこは勇気を持ってトライした結果なので」と、飛び出してしまう形となった羽月を責めることはせず。最後まで勝機を見いだそうとしたが、3時間58分の接戦にケリをつけることはできずに終わった。

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