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「不適切にもほどがある!」が3月のギャラクシー月間賞 「怪作」との評価も

東スポWEB / 2024年4月22日 14時2分

脚本の宮藤官九郎

放送批評懇談会は22日、すぐれたテレビ、ラジオ番組や関係者を顕彰するギャラクシー賞の3月度月間賞の4作品を発表。昭和と現在のタイムスリップで文化ギャップを描いて話題を呼んだドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)がその1つに選ばれた。

選考については「昭和から令和へと時間をかけてアップデートされてきたナーバスな問題や価値観を、両時代からの複眼で見つめ直してコメディに昇華した怪作。笑うに笑えない課題を笑いの場に引きずり出し、クドカン流の言語化で提示する荒業は毎回スリリングだった。『寛容になりましょう』という呼びかけの行方を見届けたい」と評された。

同作は1月26日~3月29日放送の金曜ドラマ。クドカンこと宮藤官九郎氏のオリジナル脚本は、時空超えのアイデアはもとより、ミュージカル風の場面を織り込むなど独自のテイストを際立たせた。主演の阿部サダヲ、娘役の河合優実、磯村勇斗、仲里依紗、吉田羊ら俳優陣による多彩なキャラクターも人気を呼び、惜しまれつつ放送を終えた。

3月月間賞は、NHKスペシャルから「語れなかったあの日 自治体職員たちの3・11」「未解決事件 File.10『下山事件 第1部 第2部』」の2本、オードリー春日俊彰の語学バラエティー「世界の春日プロジェクト」も含めてNHKが全4作品中3作を占めた。

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