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大谷翔平とばっちり! 29球団が結成?〝金満補強ドジャースだけにはWC取らせない同盟〟

東スポWEB / 2024年5月2日 11時59分

大谷のマークはさらに厳しくなりそうだ(ロイター=USA TODAY)

これも金満補強のとばっちりか。ドジャースがMLB他球団から疑念を向けられ、厳しい視線を浴びている。昨オフに大谷翔平投手(29)、山本由伸投手(25)ら大物選手たちをメガディールで次々と獲得し、大幅な戦力アップに成功。その一方、ルールの盲点を突くかのような半ば強引な手法で補強に動いていたとのクレームがドジャースに対して複数の関係者から寄せられており、事態を重く見たMLB機構側も水面下で是正に乗り出していたという。舞台裏を追った。

昨オフのドジャースは、エンゼルスからFAになった大谷をプロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円=合意当時)の超破格条件で獲得。さらにNPBで前人未到の3年連続投手4冠に輝いた当時オリックスの山本を12年総額3億2500万ドル(約465億円=同)で大争奪戦の末に射止めるなど、青天井の勢いでカネに糸目をつけず大型補強を成し遂げた。だが他球団でスカウティング業務に携わるMLB関係者の1人は、ドジャースに対し「大谷に関しては純粋にマネーゲームを制して獲得した」と評しながらも「山本については多くのチームフロント、そしてスカウトがそう見ていない」と言い切っている。

同関係者に加え、その他のMLB複数筋からも昨オフのドジャースと山本サイドに「不正とは言わないまでも、いわゆる“グレーゾーン”での接触があったのではないか」と色眼鏡が向けられているという。実際に「いくつかのメジャー球団が非公式ながらもMLB機構側にドジャースの不正行為を疑ってクレームを入れ、調査を要請するように申し立てを行った」という情報も有力筋の間で飛び交っている。

もちろん、こうした他球団側からの主張は確固たる証拠もなく事実関係の精査も困難。それだけに実情は大谷や山本の獲得争奪戦に敗れた「負け惜しみに近い、単なるやっかみ」とも受け止められる。だが、その中には真偽不明ながら「どうも(昨年の)〇月〇日にドジャースのスカウトグループの人間と山本サイドが接触していたらしい」などといった生々しい詳細な苦情まであるといい、関係者の話を総合するとMLB機構側としても「到底看過できないレベルにまで達していた」という。

そうした経緯も踏まえMLB機構側は今年3月の時点で公平な獲得交渉の徹底を促すべく、タンパリング(事前交渉)の禁止強化を目的に全30球団に対し日本のプロ野球(NPB)を含むアジア、メキシコなどの国外リーグと業務提携しないように通達。MLB側からの突然の通達にNPB12球団内で戸惑いの声も出ていたが、どうやら引き金となっていたのはドジャースだったようだ。

だがドジャース以外のMLB球団にとっては「迷惑以外の何ものでもない」というのが本音。これまで、その大半がNPB球団と友好的な人材交流や各種データの共有など正常な業務提携関係を築き上げてきたからだ。ナ・リーグ球団スカウトは「何でこんなことで、これまでの関係がリセットされないといけないのか。機構側が入念な調査を行った上でドジャースにだけ、注意喚起やペナルティーを科せばいい」と恨み節を口にしている。

日本人スターコンビを一挙に獲得したドジャース。日本国内では絶大な人気を得ているが、MLB他球団の多くの関係者は「ドジャースにだけはワールドチャンピオンを取らせるわけにはいかない」と怒り心頭となっているのが現状だ。果たして大谷と山本は逆風をはね返し、プレーオフ進出、そして世界一の座に到達することができるか。

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