【新日本】IWGP世界ヘビー級戦ぶち壊したEVILが「本物の王者」宣言 衝撃の〝証拠写真〟公開
東スポWEB / 2024年5月13日 5時15分
新日本プロレス11日(日本時間12日)の米国・カリフォルニア大会で、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)が海野翔太(27)の挑戦を退け、3度目の防衛に成功した。師弟対決後の感動のリング上をぶち壊したのは、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILだ。何とベルトを暗黒化して、どういう理屈か「本物の王者」に名乗り出る始末。その真意を問うと、衝撃の〝証拠写真〟が送られてきた――。
モクスリーと海野の王座戦は、互いに一歩も譲らない大激闘となった。王者の高角度デスライダーで終止符が打たれると、リング上では師弟が座礼で健闘をたたえ合う。
ここでEVILが乱入して、感動のフィナーレを台無しに。ベルトをスプレーで黒く塗りつぶした上に「俺が〝本物〟のIWGP世界王者だ。次の挑戦者はお前だ」となぜか立場逆転状態から挑戦表明を繰り出し、6月9日大阪城ホール大会での激突が急浮上した。
EVILの主張が理不尽なのは毎度のこととはいえ、自身を「本物の王者」と名乗るのはさすがに無理がある。しかしその疑問は大会後に解決した。
けたたましく鳴った記者のスマホには「EVIL」の邪悪な4文字が…。通話口から「見ての通りIWGPのレベルに達してない、偽物同士の戦いだっただろ。今日の試合で、アイツが偽物のベルトを持ってる偽物のチャンピオンだってことに、みんな気づいたんじゃねえか? 疑い深いお前らのために証拠も見せてやるよ」と言い放つと、何とIWGP世界ベルトを手にしたEVILの写真が送られてきたのだ。ベルトは黒く塗りつぶされた上にモクスリーが持っているはずだが、一体どういうことなのか。
実は、IWGP世界ベルトはこの世に2本存在する。2021年8月に、負傷による王座返上を不服としたウィル・オスプレイがベルトを自作し、自称王者として活動。翌22年1月東京ドーム大会で当時の王者オカダ・カズチカに敗れたことでこの〝偽ベルト〟は団体預かりとなっていた。日常的に事務所へ不法侵入しているEVILが、これを約2年4か月ぶりに公の場に持ち出した可能性が極めて高い。
盗っ人たけだけしいEVILは「成田(蓮)も言ってただろ、アイツは偽物のチャンピオンだって。まあモクスリーのアホには、オスプレイのアホが作った偽ベルトがよく似合ってはいるが…。品のねえ試合ばっかり繰り返して、もう俺も我慢の限界だよ。これ以上俺の会社で好きなマネさせてらんねえんだよ。よく覚えとけ」と、どこにもうなずくことができない宣戦布告と同時に、国際電話を終了した。
自称最高権力者にして自称本物のIWGP世界王者という、厄介極まりない存在が誕生してしまった。
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