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【新日本】海野翔太 憧れのIWGPとモクスリーにあと一歩届かず「こんなところで諦めてたまるか!」

東スポWEB / 2024年5月12日 20時7分

健闘を称え合った海野翔太(下)とジョン・モクスリー(新日本プロレス提供)

新日本プロレス11日(日本時間12日)の米国・カリフォルニア大会で、海野翔太(27)はIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38=AEW)に敗れ、ベルト奪取はならなかった。

憧れたIWGPのベルトも、師匠の背中もあと一歩のところで逃げていった。師匠・モクスリーからの指名を受けてキャリア初のIWGP挑戦となった海野は、怒とうの猛攻で王者に迫った。モクスリーのデスライダーをカウント2で返すと、変型デスライダー、に旋回式デスライダーで形勢逆転に成功する。

しかし、後頭部へのブレイズブレイドから狙った正調デスライダーを阻止されると、カーブストンプで踏みつけられて劣勢に。最後は高角度デスライダーで沈められた。

試合後はモクスリーと座礼で健闘をたたえ合っていたところで「ハウス・オブ・トーチャー」のEVILと成田蓮に襲撃されるなど踏んだり蹴ったりの結末に。バックステージで海野は「俺はな、モクスリーの後ろを歩いてるだけじゃねえんだよ。弟子だけれども、一生モクスリーの背中を追い続けるだけのレスラーじゃないんだよ。アイツを追い越して、師匠を追い越して、ジョン・モクスリーを追い越して、海野翔太というオリジナルを世界に届けたいんだよ」と果たせなかった師匠超えへの思いを激白した。

5年前の2019年6月大阪城ホール大会でモクスリーとシングルマッチを行い、師弟関係がスタートした。米国でIWGP世界王座戦を戦うことなど想像もできなかった。だからこそ海野は「5年後の自分」にメッセージを送った。

「2029年の俺、聞いとけ。負けて、負けて、負け続けて、悔しい思いをして、周りにとやかく言われて、『新エースの器じゃない』って『失格だ』ってボロクソ言われて、オイ、へこたれてんじゃねえよ! 諦めんじゃねえぞ! いつだって諦めずに、追い続けてきただろう、この道を! 5年後の俺、よく覚えとけ! お前がこの新日本プロレスを背負って立ってるんだ! こんなところで諦めてたまるか! 絶対に俺が中心でこの新日本プロレスを日本中に、世界中に届けてやるよ! 絶対に負けんなよ、この野郎!」

改めて新エースとして決意表明していた。

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