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【多摩川ボート・SGオールスター】田原成貴氏「定松勇樹選手…スペシャルデーにニューヒーローが現れる」

東スポWEB / 2024年5月26日 11時9分

田原成貴が注目する定松勇樹

ボートレース多摩川のSG「第51回ボートレースオールスター」は226日、勝ち上がった6選手による優勝戦が行われる。準優10RはF返還の波乱もあったが、同11R、12Rは順当にイン逃げが決まり、予選トップでシリーズを牽引した若きホープ・定松勇樹(23=佐賀)が優勝戦1号艇を獲得した。勝てば歴代4位のSG年少V(23歳0か月)となるが、ボートレースファン歴46年の元天才ジョッキー田原成貴氏(65)も、この若武者の戦いぶりに目を細めている。

【田原成貴氏が熱く語る】オレはこの日を待っていた。ついに今日、ボートファン、競馬ファンの長きにわたる夢がかなうんだ!

優勝戦が行われるのは26日午後4時40分。その1時間前、鼻の先にある東京競馬場では競馬の祭典・日本ダービーが開催される。ボートレースファンのオレにとって、こんなうれしいことはない。今まで仲間とずっと語り合っていた。日本ダービーで盛り上がった直後、熱い気持ちのまま笹川賞(当時)に行けたらどれだけ幸せか。多摩川でオールスターを初開催する今年、それが実現するのだ。恐らく夕方は競馬とボートを愛するファンによる〝府中大移動〟が見られるだろう。競馬で儲けた分を水面へつぎ込み、競馬で負けた分を水面で取り戻す。まさにカーニバルだ。それにしてもボートレース界はよくぞ実行してくれた!

こんなにファンタスティックな決断はない。そんな記念すべき日にとんでもないニューヒーローが出現しそうだ。予選トップ通過を果たし、優勝に王手をかけた定松勇樹選手。準優12Rの度胸ある逃げ切りも見事だったが、オレが優勝を確信したのは4日目7Rだ。この時点で得点率首位争いを繰り広げていた定松選手は、着をまとめればSG初優出の可能性が高くなる準優好枠は確実な状況。しかし、彼は守りに入らなかった。6コースから豪快にまくり差してバックで浮上すると、1周2M、2周1Mと立て続けに全速ターンを見せた。何度も言うが、着をキープすれば準優好枠は見えている。それでも彼は前を追い続けた。この時、オレは定松選手が優勝戦で何号艇になったとしても本命にするつもりだった。そんな考えが失礼なくらい、彼は強気な姿勢を崩さずに優勝戦1号艇を手にした。

少なからずプレッシャーを感じ、緊張もしただろう。しかし、その状況下できっちりスタートを決め、全速のハンドルを入れられた。そこに価値がある。初めてのSG優勝戦、それも1号艇だ。エンジンが仕上がっているとはいえ、勝負はメンタルにかかっている。でも定松選手なら大丈夫だ。全くビビることはないだろう。最後の最後も度胸満点のレースを見せてくれるはずだ。

競馬ファン、ボートファンが待ち望んできたスペシャルデーに輝かしい未来を切り開くスターが誕生する。オレはそう信じている。

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