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あのソース小分け容器「パキッテ」止まらぬ進化 製造元の夢は世界進出だった!

東スポWEB / 2024年6月9日 10時22分

そんな奥の深いパキッテだが、以前は商品名を当てるクイズで常連の、「名前が分からないアレ」であったことも事実。2019年までの旧名「ディスペンパック」が“難問”として扱われていたことを会社ではどう思っていたのか。

意外なことに増子氏は「私個人としては雑学として扱ってもらえるのはうれしかったですね。名前を知らなくても皆さんがご存じであるということに、ポジティブな気持ちでした」と前向きに受け止めていたことを告白。一方池上氏は「皆さんに使っていただけているならいいのかなとも思いましたが…」としつつ、「発売から長年知名度が上がっていなかったことも事実で。直感的に分かっていただける名前を付けようということで『パキッテ』と改名しました」と率直な心境と改名の経緯を明かした。

ちなみに現在はパキッテに施されている直線状の突起「リブ」の名称を答える問題や、リブが付いている理由を答える問題(正解は「指の力を出し口の部分に集め、真ん中で割れるようにするため」)が番組で出されることも多いという。そもそもこれだけ題材になるということ自体が、誰もが一度はパキッテを割ったことがあるということの裏返しなのだろう。

今後さらなる進化を目指しているというパキッテ。増子氏は「2つの液体を保管できる容器としての特徴を生かして、いろんな素材を生かした商品を作っていきたいですね」と意気込んだ。そして池上氏は外国人観光客からの反応の良さに注目しているとのこと。「海外でも当たり前に使ってもらえる日が来るように全社で取り組んでいます。いつかは“世界のパキッテ”となればうれしいですね」と夢を語った。

一時は雑学のネタになっていたパキッテだが、その中には多くの工夫と未来への展望が詰まっていた。

【パキッテ(ぱきって)】株式会社ディスペンパックジャパンが製造する、片手で簡単に中身を出せることが特徴の小分け容器。旧名「ディスペンパック」は多くのクイズ番組や雑学系コンテンツで取り上げられた。現在もコンビニエンスストアや飲食店、学校の給食などさまざまな現場で使用されており、年間4億9000万個のペースで生産・消費されている。

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