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【オートレース】〝弾丸ミッキー〟篠崎実は不滅の75歳! 勝つために若手から吸収「プライドなんてないからね」

東スポWEB / 2024年6月25日 21時2分

篠崎実はますます盛んなレジェンドだ

不老長寿――。この言葉がピッタリと当てはまるレジェンドがオートレース界に存在する。篠崎実(75=川口)は4月に飯塚オートで行われた最高峰グレードのSG競走である「第43回オールスター・オートレース」でSG最年長勝利記録を更新。

5月に浜松オートのGⅠ「開場68周年記念ゴールデンレース」で優勝戦に駒を進め最年長GⅠ優出記録を大幅に塗り替えた。“弾丸ミッキー”の愛称を持ち、負けず嫌いがモットー。そんなオートレース界の“鉄人レジェンド”を直撃し「若さの秘密」を解き明かす。

――75歳でGI優出

篠崎 選手冥利に尽きるよ。この年齢でGⅠに出れる人もあまりいないんだから…。それに出場している選手みんなが優勝戦に走れるわけじゃない。走りたくても走れない。ただ、みんな勝ちにきている。負けにきているわけじゃない。その中で結果を出して期待に応えられている。最高だよ。だけど、優勝戦はさすがにみんな速かった。でも50年以上、選手をやってても最終日の12R(優勝戦)を走れることはうれしい。オレらはプロ。優勝すればお金が、たくさんもらえる。プロはお金を稼ぐためにやっているからね。やっぱり優勝戦を走れるのはうれしい。

――優勝戦に臨む心境は

篠崎 緊張感は普通のレースを走る時もあるけど、優勝戦はまた違ったものがあるね。それが刺激だね。ドキドキする。あれは何とも言えない。選手をやめられない。

――優勝戦の出場選手紹介でも声援が大きかった

篠崎 うれしいね。同世代の励みになればいい。頑張ってもらいたいし「ミッキーができるんだったら自分らも頑張れるんじゃないか」と思ってもらえればいいよね。オートレースだけではなく、いろいろな職業の同世代が頑張ろうと思ってくれればオレの役目は果たせたかなと思うし、うれしいよ。

――マシンの良化も優出できた要因では

篠崎 そうだね。実は10年くらい「跳ね(=レース中の安心の不正振動のこと。ドドドともいう)」で調子が良くなかった。だから、対策のためのタイヤ選択も難しかった。万全な状態で臨みたかったけど、なかなかできなかった。でも今は相馬康夫、早津康介、稲川聖也とかと相談してエンジンの整備や調整をやりだしてエンジンが良くなって、跳ねもなくなってきた。

――調整する時間も増えた

篠崎 エンジンも正直あまり分からない部分が多いからね。今は相談している。心配してくれる人がいるのがありがたい。開催の前検日にマフラーも取りつけないで、すぐ宿舎の自分の部屋に上がる者もいるけど、そういうのは成績が良くないし、そういうヤツには負けたくないからね。だから調整に取り組む。

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