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大谷翔平〝無双モード〟にお手上げ! ライバル球団が真面目に「全打席敬遠」を検討

東スポWEB / 2024年6月27日 5時32分

〝無双モード〟に突入しつつある大谷翔平(ロイター=USA TODAY Sports)

もう誰にも止めることはできない。ドジャース・大谷翔平投手(29)が〝無双モード〟に突入しつつある。25日(日本時間26日)の敵地ホワイトソックス戦に「1番・DH」で出場し、初回の第1打席でリーグトップの24号ソロを右中間へ叩き込んだ。これで6月の本塁打は10本目、直近9戦7発と驚異的なハイペースで打棒を爆発させている。そんな大谷に対戦相手は〝敵前逃亡〟寸前。同じナ・リーグでは禁断の「全打席敬遠」まで真剣に考え始めている球団も複数あるという。

大谷の勢いが止まらない。この日はちょうどレギュラーシーズンの折り返しとなる81試合目。この一戦で24号を放ったことでシーズン全体に換算すれば、48本ペースとなる。だが一度火がつけば一気に固め打ちしまくる大谷なら、最終的には50本、いや70本前後にまで到達すると予想する関係者も少なくない。

実際に無双の活躍ぶりを見せている最近の大谷について、ロバーツ監督は「彼は別次元」「クレージー・タレント(驚くべき才能の持ち主)」などという言葉で称し、絶賛の嵐を送っている。2016年には最優秀監督賞を受賞し、名門ドジャースを率いて9年目になるMLB屈指の名将が目を白黒させながら、ここまで大きな評価を与えているのだから、そのインパクトは絶大だ。

大谷はこの日時点で24本塁打(リーグ1位)、60打点(同3位)、打率3割2分(同1位)と、まだ折り返し地点とはいえトリプルクラウン(3冠王)も十分に射程圏内となっている。さらに直近15試合の主な打撃成績が9本塁打、19打点、打率3割6分4厘。直近7試合に絞れば、5本塁打、13打点、打率3割8分5厘だ。打者指標で重要なSLG(長打率)もそれぞれ9割2分7厘、10割と驚異的な数値をマークしている。

これらモンスターレベルの成績とセイバーメトリクスの主要データを照らし合わせ、今まで以上に大谷を異常警戒し始めているのが、ドジャースと対戦する他のMLB球団だ。特にドジャースと同地区でマッチアップするケースが多いナ・リーグ西地区の球団の中には大谷に対して「打順が回ってくれば確実に打たれてしまう」という恐怖感が植え付けられつつあり、もはや何の打開策も見いだせないことから〝禁断の一手〟に踏み切る可能性まで高まっているという。それが「全打席敬遠」だ。

「SLGの数値も圧倒的に高く、どうせオオタニに長打を打たれてしまうなら一塁へ歩かせた方が、まだ無難で得策というアイデア。確かに全ての打席で敬遠すれば、激しい批判やブーイングを浴びるのは必至だ。だが、データ至上主義の傾向が強まっている現代野球の観点から考えれば、オオタニの全打席敬遠は決して愚策ではない。その信条をもとに打者オオタニとの対戦成績が比較的悪い複数の球団が、このアイデアを真剣に議論し合っていると聞く」(ナ・リーグ球団関係者)

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