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売上高2兆円!ドン・キホーテの強さは〝フルスイング開発者〟にあり ホームラン商品を連発

東スポWEB / 2024年6月27日 17時8分

こちらが1つ質問しようものなら10は返ってくるというおしゃべり上手だ。

続いては「自分が欲しかった」という正直すぎる理由で昭和レトロ扇風機(税込み7678円)を開発した家電担当の今井潤氏。

「去年、同じようにレトロの卓上扇風機を買いました。使っているうちに昔の家で使ってた“本物”がいいな~と思って調べたら、もう生産している工場がないし、金型も残っていないと…。それでも諦めきれなくて作っちゃいました(笑い)。弱中強だけの風量調節、タイマーもガチャガチャ、ネジで高さ調節も当時のままです。最近ですと(騒音が少なく細かな風量調整ができる)DCモーター(直流)を使用する扇風機もあるんですが、昭和にはACモーター(交流)しかありませんでしたから私の中では一択でした。当時と違うのは安全性を考慮して金網を細くしたところだけです」

社内会議では反対する声も大きかったが、今井氏が情熱で寄り切った。

最後に紹介するのは「男気トリマー」(税込み2178円、7月発売)を担当する同じく家電担当の柄澤喜行氏。つるすべ男子が重宝される今、ムダ毛処理に使用されるトリマーは注目の家電だが、どうしてわざわざこんなデザインを選んだのか?

「この商品は中国・広州の商品展示会で見つけてきたんですよ。ちょっと昔っぽいやんちゃな柄が上の世代の方にも楽しんでいただけそうだし、令和のマイルドヤンキー層にも刺さるんじゃないかなって。意外と高校生のお小遣いでも手が届く価格ですし、ネタとしてのプレゼント需要も満たせるんじゃないかと思っています。なんでもシンプルがいいという流れに対して“男気”がどこまで通じるのか」

レトロ扇風機の風をさっそうと浴び、みかんの缶詰をたらふく食べ、もみあげと襟足を男前に整える夏もアリなのかもしれない。

☆わたなべ・ひろあき 1967年生まれ。静岡県浜松市出身。「やらまいかマーケティング」代表取締役社長。大学卒業後、ローソンに22年間勤務。店長を経て、コンビニバイヤーとしてさまざまな商品カテゴリーを担当し、約760品の商品開発にも携わる。フジテレビ「Live News α」コメンテーター。Tokyofm「ビジトピ」パーソナリティー。

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