大谷翔平の古巣で今季最速記録168・5キロ誕生 「まさに火炎放射器」対戦打者も失笑
東スポWEB / 2024年8月4日 17時40分
エンゼルスは3日(日本時間4日)に本拠地でのメッツ戦に5―4で逃げ切り勝ちを収めた。
終盤まで1点を争う緊迫した展開の中、最後の最後に衝撃的なラストが待っていた。5番手で登板した右腕のベン・ジョイス投手(23)は8回二死三塁の場面から登板し、無失点で抑えて9回も続投。あっさり二死を奪うと最後の打者となったマルティネスを2球で2ストライクと追い込み、3球目に投じた直球で空振り三振に仕留めた。その瞬間、ジョイスはド派手にガッツポーズを決めて勝利を喜んだが、この1球は「104・7マイル(約168・5キロ)で今季最速記録を更新するものだった。
7月12日(同13日)のマリナーズ戦でマークした「104・5マイル(約168・2キロ)」を自ら塗り替える剛球に、米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「ジョイスはまさに火炎放射器のよう。エンゼルスは今後、セーブの場面でジョイスを送り出すことをちゅうちょしないだろう」と評した。
また、MLB公式サイトによると、バットが空を切ったマルティネスは「あんな速球は見たことがない。個人的には今まで見た中で最速の球だった。三振を取られた後、『うぉ~』という感じで笑ってしまったよ」と語ったという。
昨季まで大谷翔平投手(30=ドジャース)が在籍したエンゼルスはア・リーグ西地区の4位(48勝63敗)に低迷するが、明るい材料となった。なお、メジャー最速は2010年にチャップマンが記録した「105・8マイル(約170・3キロ)」となっている。
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