大津綾香氏 立花孝志氏との泥沼バトルを「キングダム」に重ね合わせる

大津綾香氏（左）と立花孝志氏

破産手続き中のみんなでつくる党（旧政治家女子４８党）の大津綾香党首が４日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、苦闘の１年を振り返った。

この日、映画「キングダム 大将軍の帰還」を鑑賞したという大津氏は「この１年の自分の戦いと重ねて見てしまって、たくさんの優秀な軍師たちに支えられながら、時の運みたいなものもあったりしながら、自分の前にも倒れていった人たちのことを知ったり、そういうことを重ねながら見てました」と切り出した。

昨年３月に党の代表権を巡って、立花孝志前党首や斉藤健一郎参院議員らとの泥沼の法廷闘争に突入し、現在は破産手続きを巡る攻防も繰り広げている。旧ＮＨＫ党では立花氏と衝突し、袂を分かった人も多く、お家騒動では大津氏に味方する人も少なくない。

続けて、大津氏は「今では立場が違ったり、一緒には戦えなくなった人、裏切りのようなことがあった場合も含めて、その時、その時、私たちに必要なものを提供してくれた皆さんにはとても感謝してるし、これからもそれを無駄にしないように戦います」と話した。

大津氏に協力したり、支援する人がいる一方、出入りも激しい。党首秘書の大川宏洋氏は２か月で解任、幹事長を務めたつばさの党代表の黒川敦彦氏も昨年８月に解任。女性唯一の役員（幹事）だった松本夏季氏は今年１月、旧ＮＨＫ党時代を知る監事の宮川直輝氏も４月にそれぞれ退任し、次々と大津氏から離れる異常事態となっている。

大津氏は裏切りやだまし合いをくぐり抜け、中華統一を成した秦王や信に姿を重ね合わせているようだが、結末はどうなるのか…。