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【MLB】意外すぎる登場曲の22歳新人ジャレド・ジョーンズ 同僚2人との〝共同生活〟を告白

東スポWEB / 2024年8月19日 11時4分

パイレーツで活躍する剛速球右腕のジャレド・ジョーンズ(ロイター=USA TODAY Sports)

【元局アナ青池奈津子のメジャー通信】「ナターシャ・ベディングフィールドの『Unwritten』を登場曲にしている先発投手がいる」

今春、遠い東海岸から聞こえてきたウワサに「なぬ?」となった。約20年前に大ヒットしたイギリス女性ポップシンガーによる非常にキャッチーな曲ではあるが、渡米して18年、記憶にある限り、球場で流れているのを聞いたことがないくらい意外な曲。

もう9年近く前になるが、前田健太投手がドジャースでの登場曲を選ぶ際に「女性モノの曲をかける選手は少ないと聞いた」とデビュー当時、レゲエ歌手OMIの「Hula Hoop」を登場曲にしていた記憶があっただけに(メジャーに慣れたマエケンは翌年から好きな曲をかけたらいいか、と広島出身のPerfumeの曲を起用)、曲の人気が再沸騰しているとはいえ、ゲイの友達が酔うとカラオケで熱唱する曲を22歳(現在23歳)の話題のルーキーがかけただと!? どうやら世間もそう思ったらしい。

「登場曲がここまで話題になるとは、想像もしていなかったよ」

6月、ジャレド・ジョーンズは楽しそうに笑いながら、多くの人に質問されたことを教えてくれた。

「物心ついた時には全歌詞を歌えるようになっていたんだ。多分、両親のどちらかがかけたのがきっかけじゃないかな? 13歳の僕が歌っている動画を姉が送ってきたくらい、僕にとっては特別な曲。曲のメッセージが好き。だから、それを登板曲にしない理由がなかった」

ジャレドの言葉に時代の移り変わりを感じずにはいられなかったが「私の人生はまだ始まったばかり。両手を広げて自分の人生を生きよう。今日が私の物語の始まりで、残りはUnwritten(まだ書かれていない)」と訴える歌詞に、自分も渡米当初に勇気づけたれたことを思い出し、まさに今季センセーショナルなデビューを果たした彼にぴったりな選曲だと思った。

人当たりが良く、ハキハキと話す兄貴肌な印象のジャレドが「野球以外はどんなことを?」の問いに「普段はチームメートのカイル・ニコラスとポール・スキーンズと暮らしているんだ」と少年のように顔をほころばせた。

「カイルとは長い友人で、メジャーに上がったら一緒に住もうと話していて、球場から30分くらいの開発エリアに家を借りたんだ。4部屋あるタウンハウスだったから、スプリングトレーニングで良い友人になったポールがメジャーに上がってきた際に『一緒に住むか?』と言ってみたら、即答で3人暮らしに。全くのドラマフリー(もめ事なし)。かなり良好な住宅環境」

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