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【巨人】一塁・岡本和、捕手・大城の固定を! 伊原春樹氏が提言「4番の打撃に影響しては本末転倒」

東スポWEB / 2024年8月20日 5時9分

ともに打撃への期待も大きい巨人・岡本和(左)と大城卓

混戦のセ・リーグもいよいよ終盤にさしかかっている。首位の広島を1ゲーム差で追う2位・巨人は、20日から本拠地の東京ドームで首位攻防の3連戦を迎える。残り34試合、就任1年目の阿部慎之助監督(45)は4年ぶりのリーグ優勝を果たせるのか。元巨人ヘッドコーチで本紙専属評論家の伊原春樹氏が、不動の4番打者・岡本和真内野手(28)らの起用法について緊急提言を放った。

【新鬼の手帳・伊原春樹】阿部監督が就任1年目にして、優勝争いを演じている。今年の巨人の快進撃を支えているのは投手陣。とりわけベテラン菅野の存在だろう。20代の相手を制圧する投球スタイルから、変化球でかわす投球に変えた。このまま日曜日に勝ち星を重ねていけば山崎伊、戸郷ら他の先発陣へのいい刺激になる。

野手に目を向ければ好調だったヘルナンデスが不運な骨折で離脱したが、新助っ人のモンテスがよく穴を埋めている。ここにきて2年目・浅野も起用に応えてプロ初の満塁弾を放つなど、ベテランと若手がいいバランスを保っている。

今年の状況は私が巨人でコーチを務めた2007年に酷似している。原監督の指揮の下、2年連続BクラスからFAで加わった小笠原(道大)を中心に臨み、最後は2位・中日と1・5ゲーム差でVを奪還。リーグ3連覇のスタートの年となった。

阿部監督は大型補強なしで、チームの力を十分に引き出している。そんな指揮官に提案したいのが、そろそろ4番・岡本和の守備位置を一塁に固定すべきだということ。昨年は8月に12本塁打を放った岡本和の調子が上がってこない。4番が今月の15試合で2本塁打、4打点では周りのフォローにも限界がある。

原因の一つとして考えられるのが左翼と一塁、時には三塁と、守備位置がコロコロと変わること。岡本和の実績を考えれば、打撃に集中させるべきだ。王さん、長嶋さんがチーム事情によりポジションを毎日変えるかといえば、そんなバカな話はない。坂本の不調や捕手・大城卓を一塁で使いたいチーム事情は十分に分かる。だが、巨人の4番が他の選手のためにポジションを変えるデメリットはあまりに大きい。

捕手は大城卓で固定でいい。岸田もここまで頑張ってきたが、4番の打撃に影響しては本末転倒だ。現役時代に実績を残した指揮官がよく陥ってしまうのが、自分と比べてしまうこと。大城卓に捕手として物足りなさを感じているのだろうが、そもそも阿部監督のような捕手が何人もいるわけがない。

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