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シュンツマスター・新津潔〝麻雀バカになれ!〟シンプルに好きだったということ【後編】

東スポWEB / 2024年9月1日 10時19分

壁にぶつかった時こそ麻雀バカになれと笑う。

「僕らの時代は今よりもプロの人数が少なかった分、勝つのは難しくなかったかもしれない。しかも今のように勝ったから何かあるというわけでもない。そういう観点で言えば、今は勝った人は恵まれている最高の時代に入ったと思いますね。私のデビュー当時は麻雀プロって何をやっているのかわからないアウトローなイメージでしたけど、振り返ればシンプルに麻雀が好きだったというだけがモチベーションでしたね」

現在、ライフワークとして取り組んでいることがある。

「勝ち負けを追求するより、内容を楽しめるような麻雀を広めていきたい。内容を楽しめるとは、考えることを楽しむということ。結果にとらわれなければ、やっている最中に考えること自体が楽しくなる。手牌のこと、相手のことなど考えることは無限にある素晴らしいコンテンツだと思うんでね」

趣味は読書。とくに長編小説を好んで読む。

「長くないと読み終えた後に次の本を探すのが面倒なんですよ。だから私にとって一番は栗本薫の『グイン・サーガ』。140巻以上出ていて、本人が亡くなられた今でも小説は続いているんです。田中芳樹さんのSF小説『銀河英雄伝説』も好きですね。ひとつの星には独裁者がいて、もうひとつの星は民主国家。民主国家のほうがひどいんですけど、まさに最高位戦みたいになんでも多数決で決めているんで、物事を早く決められない(笑い)。やりたいことがあってもすんなり決まらない。そのバランスこそが民主主義の鍵。団体の代表を選挙で選ぶのも最高位戦の伝統なんでね」

かつて新宿ゴールデン街でバーを経営していたことがあるほど酒場も好む。

「前は週4、5回、今は週1、2回。飲みに行く回数は少なくなりましたね。飲み出したら長いのは変わらないけどね(笑い)」

☆にいつ・きよし 1956年1月28日、東京都生まれ。血液型=AB。主な獲得タイトルは第19期王位、第2期發王位、第2・8・13回MONDO名人戦、麻雀最強戦2020キングオブ鉄人他。著書に「麻雀押し引きの戦術」。代表を務める最高位戦日本プロ麻雀協会は東京本部を中心に全国6か所に支部を構え、25年には米ロサンゼルス支部の設立も予定している。23年には最高位戦スタジオを新設。24年にはネットワーク対戦麻雀ゲーム「セガNET麻雀 MJ」とスポンサー契約を締結するなど様々な事業も展開中。

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