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【MLB】驚異の164キロ怪物新人ポール・スキーンズ 私生活も充実の裏で…悲しみの〝魚壊滅事件〟

東スポWEB / 2024年9月2日 11時15分

22歳とは思えない?パイレーツの新人ポール・スキーンズ(ロイター=USA TODAY Sports)

【元局アナ青池奈津子のメジャー通信】口ひげで大人びて見えたが、よく見たらあどけない顔をしている…なんてことは、メジャーリーグでは日常茶飯事だ。ポール・スキーンズもその一人。長身で注目度もオーラも貫禄もたっぷりだが、8月中旬に汗だくでクラブハウスに戻ってきた彼の頬が赤く染まるニキビの跡を見て、昨年まで大学生だったことを思い出した。

一緒に暮らすジャレド・ジョーンズが「球場でのポールは、いつもかなり真剣」と言っていたように、登板前日のロッカーでもシビアな表情をしていたものの「ルームシェアについて聞きたい」と伝えると、途端に相好が崩れた。

「ジャレドとカイル(・ニコラス)と僕と一緒に住むことで、僕らは互いを良くしていると思う」

隣に立つと、改めて198センチの威圧感に圧倒されるが、空軍士官学校に2年通っていたこともあってか、ポールの話し方は全体的にとても礼儀正しく丁寧。「僕らが持っている信頼関係は、良い会話ができるだけでなく、互いを刺激し合い、頭を良くし合い、能力を向上させている。学生時代と似ていて、大学生の時も仲間と暮らし、練習に行くのも遊ぶのも24時間一緒だったから、当時と変わっていない感じ。メジャーへの移行がとてもスムーズにできたのも、2人のおかげだと思う。本当に楽しく、何でもほぼ一緒にやっているよ」と満面の笑みを見せた。

ジャレドもこの話題はことのほかうれしそうだったから、カイルとの3人暮らしが本当にバランスが良いのだろう。

しかし、6月上旬にジャレドが「近所の池で釣り合戦をすることが、3人の新しいマイブームになった」と言っていたので、誰が一番釣れるのかを聞いたところ…。

「それが、全部死んでしまったんだ」。一瞬、聞き間違えたのかと思った。ジャレドが「ポールは真顔でポロッと面白いジョークを飛ばすタイプ」と言っていたが、これは冗談には聞こえない…。

「いや、本当に魚が全部いなくなっちゃんだ。小汚い池だったから、管理会社が染料を入れてきれいにしようとしたんだろうけど、おそらく毒性が強く死んでしまったんだと思う。それ以来、1か月くらい挑戦しているけど一匹も釣れない。それまではコクチバスとか、ブルーギルとか釣れたんだけどね」

今や3人のお気に入りの池は見た目こそ青くきれいだが、味気ない単なる大きな水たまりになってしまったそう。3人が釣り糸を垂らして「釣れないね」と言い合う姿を想像すると少し寂しい。

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