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大谷翔平 楽々と三盗含む3盗塁で「44ー46」 イチローの56盗塁超えも見えた

東スポWEB / 2024年9月3日 10時9分

盗塁を決めた大谷(ロイター)

ドジャースの大谷翔平投手(30)は2日(日本時間3日)に敵地フェニックスでのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場し、4打数2安打だった。期待された45号は出なかったが、今季2度目の3盗塁をマークした。これで今季46盗塁とし、史上初の「50本塁打―50盗塁」に大きく前進。さらにはイチロー(マリナーズ)が2001年にマークした日本選手最多のシーズン56盗塁も見えてきた。どこまで伸ばすのか――。

ドジャーブルーの背番号「17」がスピードで敵地チェース・フィールドを切り裂いた。

四球で出塁した4回二死一、三塁でベッツの4球目に好スタートを切ると楽々、二盗に成功。今季44盗塁目だ。44本塁打と合わせて「44―44」は史上初。米全国紙USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は自身のX(旧ツイッター)に「大谷翔平選手が44―44クラブの創立会員になった」と速報した。

7回一死無走者で2番手の左腕モンゴメリーの92マイル(約148キロ)の内角シンカーを痛烈なライナーで右前に運んで出塁。ベッツの2球目に二盗に成功して45盗塁とすると、続く3球目に三盗を決めた。これで今季46盗塁とした。1試合3盗塁は8月3日のアスレチックス戦以来、2度目でキャリアハイタイ。“マルチ盗塁”は今季9度目だ。

MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると「大谷翔平はナ・リーグの本塁打トップで46盗塁している。1900年以降、本塁打王で40盗塁以上記録しているのは、1912年のトリ・スピーカー(52盗塁、10本塁打)、1909年のタイ・カッブ(78盗塁、9本塁打)とレッド・マレー(49盗塁、7本塁打)、1903年のジミー・シェッカード(67盗塁、9本塁打)」だという。112年ぶりの“快挙”に近付いているということだ。

大谷の視野に入ってきた偉業はそれだけではない。マリナーズのイチローが2001年にマークした日本選手最多の56盗塁の更新だ。昨年のルール変更で投手のけん制が2度に制限され、ベースがわずかながら大きくなった影響があるとはいえ、イチローの盗塁を更新する可能性のある日本選手が出てくるとは…。残り24試合で11盗塁すれば上回る。オールスター戦後、41試合で23盗塁と走りまくっているだけにイチロー超えの可能性は十分だ。

2月のアリゾナキャンプでブルワーズなどで監督を務め、ドジャースのGM補佐を務めるロン・レネキー氏、マカラフ一塁ベースコーチとリードの取り方、スタートの切り方などをミリ単位で確認。レネキー氏は盗塁を増やす意欲について「彼が走りたい、盗塁したいと言っているのは知っている。それが、30盗塁、50盗塁を意味するのか」と語っていたが、まさかここまで走りまくるとは思わなかっただろう。

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