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【レッドソックス】上沢直之 米1年目で不本意な帰国「久しぶりにこんなにもがいた」「実力不足だった」

東スポWEB / 2024年9月17日 17時32分

――メジャー挑戦の1年を振り返って

上沢 野球人生の中でかなり苦い1年というか、かなり精神的にきた1年だった。でも、来なきゃ分からないこともあると思うし、こんな思いをせずにずっと日本でプレーしていたら終わっていたかもしれない。失敗することは悪いことじゃないと思うので、この失敗をこれから先の人生でどう生かしていくかだと思う。今年学んだことをずっと忘れずにこれから生きていけるかがすごく大事だと思う。

――レイズとのマイナー契約から始まったシーズン。長く感じたか

上沢 パフォーマンスが上がらず、キツイことの方が多かった。いつもはシーズンが短く感じていたが、今年は長く感じた。私生活でも英語がしゃべれないし、家族と離れるのがこんなにつらいものだと思っていなかったので、すごく孤独は感じた。家族にわがまま言って、1人でこっちに来た。自分のやりたいことを優先して、奥さんには大変な思いをさせてしまって、いろいろと考えることがあった。やれることはやったが。

――シーズン中はどう過ごしてきたのか

上沢 僕なりに、一日一日、後悔のないように過ごしてきた。どこかで手を抜いたらその先の成功はないと思って、なるべく吸収できるものは吸収しようと毎日やってきたが、それでもその気持ちと結果、成績が反比例してくのはすごくつらかった。毎日毎日、今日は良くなるかなとか思いながらやってきた。

――対右打者の空振り、奪三振が少ないことから、スイーパーの習得も命じられた

上沢 この球種はこれぐらい使ってくれというのがあったので、それになかなか対応できなかったというのもある。スイーパーとか投げられたら強力な武器になるが、なかなかうまく投げられなかった。(対右打者は)今後も僕の課題になってくると思う。

――来年も米国でプレーしたいか

上沢 うーん、それは難しいところ。行っていない球場もたくさんあるし、この球場でも投げたかったなとか、(クラブハウスのテレビで中継していたヤンキース戦に視線を移し)ニューヨークにも行ってみたかったな。メジャーの舞台でもう少し投げたいなというのはあるが、結局は契約の問題というか、僕が行きたいと言って契約してもらえる問題ではないし、あとは家族も日本に残していますので。(単身渡米した)今年はアメリカで成功して、来年家族を連れて来られるようにという目標だったが、なかなか自分が思った方向には進まなかったので家族と話す必要があるし、今の段階では(進路について語るのは)難しいが、慣れている環境で自分を取り戻したいというのもある。練習に関しては、日本の方が(時間をかけて)長くできるし、ファームでも練習に付き合ってくれるスタッフもたくさんいるので、うーん、そういう時間を取った方がいいかなと。精神的に疲れた感じがあるので、今年は。肉体的にはどっちにいてもやることは変わらないが、家族と代理人と話しながら決めたい。

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