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【中日】仁村編成統括が語る「落合監督時代」が強かった理由 ドラゴンズ逆襲に必要な〝要素〟

東スポWEB / 2024年9月18日 10時35分

落合博満氏(左)が監督を務めた8年間、中日はAクラスを逃さなかった(2011年)

中日・仁村徹編成統括(62)とドラゴンズの応援大使を務めるSKE48・熊崎晴香(27)の対談最終回は、落合監督時代の強さの理由についてクローズアップ。3年連続最下位の危機に陥っているドラゴンズが、強さを取り戻すためには何が必要か。仁村編成統括はチームを支える柱の存在と勝つことのイメージの重要性を訴えた。

【仁村編成統括&SKE48熊崎晴香対談(最終回)】

熊崎 仁村さんは落合監督時代にコーチ、スカウトとしてチームを支えていました。

仁村 自分の野球人生でいろいろな監督さんに会って、特に星野さんの影響は大きかったですが、落合さんは野球をよく知っているし、勝てる監督だったと思います。ただ、僕は直接、落合さんの下でやってないんですよ。2004年の落合政権1年目に一軍内野守備コーチとして入閣したんだけど、2月のキャンプの途中で(病気のため)離れたので。

熊崎 落合監督が指揮を執っていた2004年から11年までの8年間でドラゴンズは全てAクラスで日本一1回、リーグ優勝4回とまさに黄金時代でしたが、落合監督の采配はどうだったんですか。

仁村 選手に無駄なことをさせない。選手のいいところ、君はこれをやればいい、これだけやってくれればいいという形で使ってましたね。だから選手としては楽だったと思いますね。

熊崎 選手は自分の得意なところを出せばいいということですか。

仁村 いらないことを何もしなくていいんです。これだけやってくれればいい。誰かがミスしても使ったオレが悪いとなる。落合さんはそういうところはうまかった。だから強かったですね。

熊崎 選手に得意なところを発揮してもらって勝ちにいく。

仁村 そういう起用法で勝ちのパターンもいっぱいできるんですよ。あとはやっぱりエースと4番打者と抑えっていうのはしっかりしているんです。柱がちゃんとあってのことですからね。エースの川上憲伸がいて、福留やタイロン・ウッズがいて、岩瀬がいる。そこの柱もちゃんと見極めるっていうことはやってたんで、強かったですよね。

熊崎 やっぱり今のドラゴンズにも柱が必要になってくる。

仁村 今の中日にはライデル・マルティネスという絶対的な抑えがいます。高橋宏斗が絶対的に勝つという投手になりつつあります。あとは4番。今年は中田を取りましたが、故障したというところで誤算がありました。

熊崎 中田選手は打席に立っているだけで雰囲気がありますよね。そして仁村さんが2020年から2年間、二軍監督をやっていた時の選手たちが今、一軍で主力になってきています。

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