【中日】仁村編成統括が語る「落合監督時代」が強かった理由 ドラゴンズ逆襲に必要な〝要素〟

仁村 今のドラゴンズは本当に若い子が育ってきているし、その選手たちはいろいろなものを持っています。みんな一軍にきて活躍できているので、それは経験にしてほしい。

熊崎 今、期待してる選手は誰ですか。

仁村 それはもうみんなに期待したいですね。ただやっぱり４番。チームの柱、エース。このあたりを一番に考えないと強いチームにはならないと思う。今季は４番で細川が頑張ってくれてますけど。

熊崎 昨年は石川昂弥選手がチーム最多の８５試合で４番を任されました。

仁村 能力は十分にあります。でも、まだまだ〝オレが細川さんを抜いて４番になる〟というところまでは考えていないと思う。まだ自信がないと思います。

熊崎 そういう意味では、仁村さんがおっしゃるイメージすることが大切。

仁村 どうしたら勝てるのか、勝つことのイメージをみんなに持ってもらいたいです。今はなかなかそういう成績ではないですけど、個人よりチームの優勝のために戦ってほしいっていうのはあります。そのためにも、こうしたら勝てるということを現場がやっていかないと。やっぱりセ・リーグで勝って、日本シリーズで戦うというところまでイメージしてもらいたい。（日本シリーズで）自分と近い年代の選手と戦って打つ、抑える、勝つんだよと。みんなにチームを引っ張ってもらいたいし、リーダーになってほしい。チームを背負ってほしいし、勝ち負けを背負ってくれる選手になってほしいですね。