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【マリーゴールド】林下詩美がリーグ戦優勝 王者Sareeeに挑戦へ「完全復活を叫ばせてください」

東スポWEB / 2024年9月28日 17時3分

リーグ戦を制した林下詩美(©マリーゴールド)

女子プロレス「マリーゴールド」初のシングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」は28日、名古屋国際会議場で最終公式戦&優勝決定戦が行われ、ドリームリーグ1位の林下詩美(26)が優勝を果たした。

大会前の時点で勝ち点8の首位に詩美、天麗皇希、LLPW―Xから参戦のNØRIの3人が並ぶ大混戦となったドリームリーグ。詩美は最終公式戦で皇希との首位対決を制し、勝ち点10に。NORIがビクトリア弓月に敗れたため、1位通過を決めた。

一方のスターリーグは勝ち点10で単独首位のワールド王者Sareeeが、〝大怪獣〟ボジラに敗北。2位タイだった桜井麻衣が松井珠紗を下し勝ち点を11に伸ばし突破を決めた。

詩美と桜井による優勝決定戦は死力を尽くした激闘となった。序盤にレッグラリアートからいきなりSTFを繰り出してきた桜井に対し、詩美は落ち着いて対処。すぐに抜け出しグラウンドでのフェースロックで応戦する。

続く場外戦では鉄柱に桜井を叩きつけると、助走をつけてラリアートへ。だがこれをかわされ、詩美は右腕を鉄柱に痛打。場外ステージでは階段を突き落され、直後にクロスボディーアタックを決められた。

シャイニングバスター、急角度の岩石落としでたたみかけてくる桜井に対し、苦しい時間帯が続いた。雄たけびを上げて自らに気合を入れた詩美はハイジャックボムの体勢に入るが、これをかわされ再びSTFの餌食に。さらに猛虎原爆固めから、脚をクロスした変型STFまで決められあと一歩まで追い込まれた。

それでもこれを何とかロープに逃れると、グロリアスドライバーを阻止。ジャーマンで反撃する。さらにカウンターのスリングブレイドで反撃すると、ショッキングベイズラーを炸裂。最後は16分38秒、渾身のトーチャーラックボムが決まり執念の3カウントを奪った。

マリーゴールドの花が彩られた王冠をつけた詩美は「桜井に覚醒した姿を見させてもらって、今後のマリーゴールド、林下詩美にとって大切な大きな存在になると思った。ありがとう」と対戦相手をねぎらった。

3月いっぱいでスターダムを退団し、5月に旗揚げしたマリーゴールドに加入。7月の両国大会では米WWEのスーパースター、イヨ・スカイとの夢の一戦が実現した。一方でシングル戦線では結果を残せず、ともにスターダムから移籍したジュリアの陰に隠れる形で存在感を発揮できずにいた。

だが、今は違う。ジュリアはWWEの第3ブランド「NXT」に移籍。シングルで結果を残したことで、エースとして団体をけん引する覚悟はできた。第1回大会覇者に名を刻んだ詩美は「完全復活と言いたいところだけど、私には狙わなけばならないものがあるよね。Sareeeの持つベルトに挑戦します」と堂々と表明。いよいよ流出中のワールド王座奪還に動く決意を示した。

「ベルト取って、そこで完全復活を叫ばせてください。林下詩美の大復活する姿、お見せしますので」。女子プロ界の逸材が、いよいよ新団体のトップを狙う。

なおリーグ戦の敢闘賞は青野未来、殊勲賞はボジラ、技能賞はビクトリア弓月が受賞。ベストバウトはドリームリーグが皇希対MIRAI(9月20日、仙台)、スターリーグはSareee対高橋(9月23日、後楽園)が選出された。

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