【バレーボール】関菜々巳 海外挑戦の理由は「プレー以外も…」 オール５で大学進まなかった経緯も告白

――その選択に後悔はしていないか

関 大学に行く人生も歩んでみたかった思いももちろんあるけど、どちらの道に行ったとしても、ちょっとした後悔というか、こういうのをやってみたかったなという思いは残ると思う。それでも、私はこちらの道に来て良かったと心の底から思っています。

――息抜きは趣味のカフェ巡り

関 なんか、そんな感じかな（笑い）。甘いものが好きなので、スイーツを食べに行ったりする。以前はアサイーボウル食べに行ったかな。でも普段の時は気を付けてあまり食べないようにしていて、オフの日は好きなように食べるみたいな感じにしています。

――今季から世界最高峰・イタリア１部での挑戦を決めた

関 自分自身のキャリアアップのためというところで、五輪が終わったタイミングがベストかなと思っていたし、広い世界を見てみたいという思いが強かった。プレー以外もいろんな考え方を学べたら、自分自身のプレーも良くなるかなと考えています。

――理想の選手像は

関 チームの人から信頼されるセッターになりたい。それはプレー面だけじゃなくて、人としてもかな。この人のトスを最後は打ちたいとか、打ち切ってあげたいとか、そんなふうに思ってもらえるようなセッターになれたらいいなと思っています。（インタビュー・中西崇太）

☆せき・ななみ １９９９年６月１２日生まれ。千葉県出身。姉の影響で小学２年から競技を始める。柏井高で本格的にセッターへ転向。２０１７年にＶリーグ（現ＳＶリーグ）の東レに入団し、１８～１９年シーズンは準優勝に貢献。最優秀新人賞とベスト６を受賞した。１９年には日本代表初選出。２１年東京五輪は代表から落選するも、２４年パリ五輪は代表入り。２４年２月に東レ退団を決断し、２４～２５年シーズンはイタリア１部の強豪イモコ・コネリアーノでプレーする。１７１センチ。