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韓国・洪明甫監督が選任過程違反で電撃辞任も 世論の8割が辞任要求で大統領まで介入する事態に

東スポWEB / 2024年10月2日 16時35分

韓国代表の洪明甫監督(ロイター)

韓国文化体育観光部が2日、韓国サッカー協会がサッカー韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督の選任過程で違反があったと認定して波紋が広がっている。

騒動の発端はアジアカップ4強敗退後の2月、当時のユルゲン・クリンスマン監督を更迭したことだ。韓国放送局「KBS」などは、日本のスポーツ庁にあたる韓国文化体育観光部による調査結果の会見を速報。会見したチェ・ヒョンジュン監査官は「韓国サッカー協会は、国家代表チーム監督選任と関連した全過程で関連規定を順守したと主張するが、クリンスマン監督の選任時に戦力強化委員会機能を無力化し、戦力強化委員がしなければならない監督候補者面接(2次、最終)を会長が行い、理事会選任手続きが省かれた」とまずは指摘した。

議論の焦点となっている洪明甫監督の選任についても「権限のない者(イ・イムセン技術総括理事)が最終的に監督を推薦し、面接過程が不透明・不公正で、監督内定発表後に形式的に理事会で書面決議し、またこれと関連した議論が発生すると、虚偽の反論資料や報道説明資料を配布するなど関連規定に違反して業務を不当に処理した」と韓国協会による不正行為を明らかにした。

この件に関しては、尹錫悦大統領も「真相を明らかにし、現場の誤った慣行を正すことができる確実な改善案を用意せよ」と通達するなど政界も介入するほど大問題なっている。こうした状況を受けて、洪監督に対する辞任圧力も高まっている。

韓国メディア「ストレートニュース」は「代表チーム監督の選任過程の手続き的欠陥が明らかになったことに関連して、チョン・モンギュサッカー協会長と洪監督に対する辞任要求が強まっている」とした上で、緊急世論調査を実施。2000人を超える大規模調査で、驚くべき世論が浮き彫りになった。

洪監督とチョン会長の辞任を求める意見は、76・4%と圧倒的多数に。続投を指示する声はわずか14・1%にとどまった。なかでも30~50代の辞任要求は80%を超えた。

韓国では他国と比べて世論を重視する傾向が強く、北中米W杯アジア最終予選での苦戦も相まって〝洪監督降ろし〟が激化することは確実。電撃辞任は秒読み段階に入ったと言えそうだ。

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