【ＷＷＥ】ジュリアがＮＸＴ女子王座取りに失敗！ 王者ロクサーヌの元盟友コーラ・ジェイドが介入

ジュリア（左）はロクサーヌ・ペレスに敗れ、ＮXT女子王座取りに失敗 ⒸWWE

米ＷＷＥの第３ブランド「ＮＸＴ」に加入したジュリアが、まさかの妨害に遭いＮＸＴ女子王座取りに失敗した。

８月２５日のマリーゴールド新木場大会を最後に日本マットを離れ、ＷＷＥに移籍。新たな戦場となったＮＸＴでは、ＮＸＴ女子王者ロクサーヌ・ペレスに挑戦状を叩きつけた。米国内でＮＸＴは１日（日本時間２日）放送のイリノイ州シカゴ大会から、「ＣＷネットワーク」で中継が開始された。シーズンプレミアとなったこの日、いきなりロクサーヌｖｓジュリアの王座戦が実現した。

新オープニング映像にもしっかり登場したジュリアは、ＣＣＯ（最高コンテンツ責任者）のトリプルＨと、ＮＸＴ責任者のショーン・マイケルズ副社長が「アー・ユー・レディー！？」の掛け声を上げると、ＮＸＴ新章の１番手として入場。期待値の高さをうかがわせた。

ゴングが鳴ると、「レッツ・ゴー・ジュリア！」のチャントを浴びて、ロクサーヌを相手に激しい攻防を展開した。王者から左腕攻撃にあったが、強烈なヘッドバット連打で逆襲し、変型スープレックスで叩きつけた。だが、王者から場外に落とされ、豪快なトペ・スイシーダをくらってしまう。王者がコーナーに上がると、キックをぶち込んでから雪崩式の人間風車を見舞った。

挑戦者はバックドロップから王者のポップロックス（変型サンセットフリップパワーボム）をかわしてニーリフト。しかし、勝負をかけたノーザンライトボムを防がれ、王者のポップロックスで叩きつけられた。それでも、カバーを逃れて巧みに場外へと回避した。さらには、ロクサーヌを場外に引きずり込み、ノーザンライトボムで何と床に叩きつけた。

両者はカウントアウト寸前にリングに戻ると、王者は新調されたＮＸＴ女子ベルトを手にリングに上がった。レフェリーがロクサーヌを注意した隙に黒フードの女性が突如現れ、ジュリアにダブルアームＤＤＴを発射。不意を突かれたジュリアはまともにくらって、大ダメージを負った。そのまま黒フードにリングへと投げ込まれると、王者の必殺ポップロックスが決まって３カウントを奪われた。

土壇場の逆転負けで、ＷＷＥ初黒星。デビュー２戦目で王座奪取の快挙はならなかった。ジュリアの王座取りを妨害した介入者が黒フードを脱ぐと、今年１月から負傷で欠場していたコーラ・ジェイドだった。コーラはロクサーヌとかつてタッグを組んだ元盟友で、ＮＸＴ女子タッグ王座も巻いた。だがコーラが裏切り、激しい抗争を展開していた。それが大一番を前に、関係修復となったようだ。

いずれにせよ、ジュリアにとっては先週のステファニー・バッケルに続き、新たな敵が現れた格好。世界最大団体の〝洗礼〟を浴び、ここからどうやって浮上するのか、注目だ。

ＮＸＴは「ＡＢＥＭＡプレミアム」にて視聴可能。