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松永成立氏と武田修宏氏が語る森保監督の〝快進撃〟采配「原点はオフトの結束力」

東スポWEB / 2024年10月25日 11時10分

武田修宏氏(左)と松永成立氏

日本代表を率いる森保一監督(56)は現役時代にどんな役割を担っていたのか。日の丸を背負ってともに戦ったGK松永成立氏(62=現横浜Mコーチ)とFW武田修宏氏(57=本紙評論家)の対談第1回は、2026年北中米W杯アジア最終予選で快進撃を見せる森保ジャパン指揮官について語り合った。さらに森保監督の手腕について〝ドーハの悲劇〟で知られる「オフトジャパン」が原点との見方を示した。<レジェンド対談・前編>

武田氏(以下武田)浜松出身の先輩、よろしくお願いします。自分のことは知っていらっしゃいましたか?

松永氏(以下松永)よく知っていたよ。飯田少年団にいて武田っていうズバぬけてうまいやつがいるって聞いていたしね。いずれは静岡中部のサッカー強豪高に引き抜かれるだろうってウワサになっていたほど有名だった。

武田 シゲさん(松永氏の愛称)とは日本代表で一緒にプレーしました。オフトジャパン時代の1993年にドーハの悲劇(米国W杯アジア最終予選の最終戦で出場権を逃した)のグラウンドにいて、どう感じてました?

松永 もうヘディングシュートされた瞬間に振り向いたらゴールに入っていて。ゴールからボールを出したあと、記憶がない。ロッカーで(コーチの)清雲(栄純)さんに肩を叩かれて「ふざけんな」って怒鳴ったのは覚えているけど、ユニホームのままホテルに戻って、それ以外の記憶はないよ。

武田 何十年たっても言われる。歴史の一ページではないけど、ドーハがあって一歩ずつ進歩し1998年フランスW杯出場につながった。

松永 オレはW杯に出たかったよ。指導者になったときにW杯に出られるようなGKを育てたいと思ったのは、ドーハのこともあったから。自分の中では、それくらい大きな出来事だったよ。

武田 あの失点シーンはテレビでも頻繁に流れている。実際にグラウンドにいたGKとして、どう見ていますか?

松永 自分が若いなって。それにしばらくは映像も見られなかった。何十年も。悔しくてね。

武田 僕も10年後くらいかな。テレビ朝日の中居(正広)君の番組で映像を見て、いろいろ思い出した。その時代から一緒にやってきた森保が、日本代表監督をやってるんですよね。

松永 テレビで君が代を聞いているポイチ(森保監督の愛称)を見ると、本物だよなって確認するほど。どこかで会っても「ポイチ」なんて気軽に呼べないよ。初めて日本代表に来たとき、見たことない選手がいるなと思って。名前が読めずにモリ? モリ・ヨシカズ? それで「何て読むの?」って聞いたら「モリヤス・ハジメです」って。

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