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過去にはクラスター発生 プロ野球インフルエンザに絡む因縁 2月からのキャンプでは対策を

東スポWEB / 2025年1月14日 11時33分

川相昌弘ヘッド(左)と原辰徳監督

【赤ペン! 赤坂英一】全国に広がるインフルエンザの猛威がプロ野球界にも飛び火しそうだ。

「誰それが熱を出して病院に担ぎ込まれた」「インフルエンザに違いない」「これからもっと増えるのでは」――自主トレ中のプロ野球界でも、そうした声がチラホラと聞かれるようになってきた。

国立感染症研究所によると、先月29日までの1週間、約5000か所の医療機関から報告されたインフルの患者数は31万7812人。これは、現在の方法で統計を取り始めた1999年以降で過去最多の数字である。

その間、プロ野球界で最大の“インフル禍”に襲われたのが2009年の日本ハムだ。この年8月半ば、一般市民の死者を出したA型ウイルスがチーム内にまん延。新人・大野の感染をきっかけに、選手では宮西、糸井、八木、二岡、鶴岡、小谷野、コーチは福良、真喜志ら、計11人が罹患し、隔離された。

コロナ禍の20年以降、ベンチ入りメンバーは25人から26人に増え、登録抹消選手を通常の抹消期間10日を経ず再登録できる感染症特例が作られた。が、そんな便利なルールなど何もなかった当時、梨田監督はこう明かしている。

「インフルで登録抹消したのは投手だけ。主力野手はできる限り抹消せずにおき、回復するのを待つことにした。いったん抹消したら、10日間登録できませんから」

一時はベンチ入りが19人まで激減。旭川での楽天戦を中止にすると、野村監督に「逃げたな」と嫌みを言われた。苦心のやりくりが実って優勝したら、直後に梨田監督自身が寝込んだというオチがついている。

15年には巨人もB型インフルに見舞われた。まず4月9日、広島遠征中に川相ヘッドコーチが発症して隔離。5日後の14日に完治して復帰したと思ったら、同じ日に原監督がインフルで発熱した。おかげで川相ヘッドは復帰した日のDeNA戦から5試合、監督代行として指揮を執ることになったのだ。

幸いにも、監督代行を務めた5試合は4勝1敗。DeNA中畑監督は「川相が監督をしたいから原にうつしたんだろう」と話して笑わせていた。が、そう言う中畑監督も就任1年目の12年、キャンプ中にインフルでダウンしている。

巨人では18年のキャンプでも吉川や戸根がインフルに感染した。2月からのキャンプでクラスター(集団感染)が発生したりしないよう徹底した対策が望まれる。

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