トランプ氏が「ハリウッド・アンバサダー」を設置 指名された超有名な３人の人気俳優とは…

ドナルド・トランプ氏（ロイター）

ドナルド・トランプ次期米大統領が１６日（日本時間１７日）、映画産業に関連して「ハリウッド・アンバサダー」を設けることをＳＮＳ「トゥルース・ソーシャル」の、自身のアカウントを通じて明らかにした。

トランプ氏はアンバサダーに俳優３人の名を挙げ、「ハリウッドをかつてないほど大きく、より良く、そして強く復活させる目的で特使の役割を務める」と記した。ロサンゼルスの有名区域で米映画を象徴するハリウッドについて、「過去４年間で諸外国に対する多くのビジネスを失った」として暗にバイデン政権を非難した。

指名された３人は、ジョン・ボイト、メル・ギブソン、シルベスター・スタローン。８６歳のボイトは、ジェーン・フォンダと共演した１９７８年の「帰郷」でアカデミー主演男優賞を獲得した名優。「真夜中のカーボーイ」「チャンプ」などでも知られる。スタローンは「ロッキー」、ギブソンといえば「マッドマックス」が代名詞だ。

トランプ氏は「３人とも才能があり、私の目となり、耳となる。そして私は彼らが助言したことを成し遂げる。アメリカ合衆国のように、ハリウッドは再び黄金時代を迎える」とぶちあげた。

３人はトランプ氏のサポーターなどと報じられている。歴史的にハリウッドはトランプ氏の共和党でなく、バイデン氏らの民主党のシンパが多いと言われてきた。昨秋の大統領選では、ロバート・デ・ニーロや元カリフォルニア州知事アーノルド・シュワルツェネッガーがトランプ氏批判を公にしていた。