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八角理事長 引退・照ノ富士を気遣う「横綱土俵入りができないのは心苦しかったと思う」

東スポWEB / 2025年1月17日 19時2分

照ノ富士(左)に賜杯を渡す八角理事長(2023年5月) 

大相撲初場所6日目の17日、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)が現役を引退した横綱照ノ富士(33=伊勢ヶ浜)について言及した。

この日の理事会で照ノ富士の引退と、年寄「照ノ富士」が正式に承認された。八角理事長は「よく頑張った。早く次の横綱ができるように頑張っていたが、持たなかった。気持ちがなえてしまったのでしょう」とねぎらった。

照ノ富士は横綱白鵬(現宮城野親方)の引退後、一人横綱として土俵をけん引。協会トップは「一人横綱はつらい部分がある。一人だけ目標にされるし(複数横綱と比べて)休めない。私も一人横綱だったから、気持ちは分かる。(本場所の)お客さんは初めて見に来る人がほとんど。(大相撲の)象徴である横綱土俵入りができないのは、心苦しかったと思う」と胸中を気遣った。

今後は部屋付きの親方として後進の指導にあたる。「苦労しているだけに、立派な親方になるでしょう」と指導者としても期待を寄せた。

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