【中日】立浪和義氏の〝バンテリンＤテラス席導入〟意味深発言を球団と球場に直撃

バンテリンドームにテラス席が導入される？

中日前監督の〝におわせ〟にドラゴンズかいわいがザワついている。立浪和義氏（５５）が昨年末にドラゴンズの本拠地・バンテリンドームについて意味深発言を行っていたのだ。

立浪氏は１２月２１日に豊橋市内で行われたトークショーでファンからの質問に応じた。その中で「バンテリンドームはなかなか点が入りにくい投手が有利な球場。この３年間本当に点数が取れなかった。あとはビジターで弱い。東京ドーム、横浜スタジアムと同じような条件にしないとこの差は埋まらないと思う」と語った後「数年後には狭くなると聞いてますけど」と発言したのだ。これが地元テレビ局のニュース番組で放送されると、ドラゴンズファンのＳＮＳ上では「ホームランテラス作るってほんとなの？」「ほんとかこれ？！！！」と大きな話題となった。

広いバンテリンドームがホームの中日は、得点力不足が慢性的な課題で昨季もリーグ最低の３７３得点。狭い横浜スタジアムが本拠地のＤｅＮＡ（５２２得点）や神宮球場がホームのヤクルト（５０６得点）とは攻撃力に大きな差が顕著となっている。

それだけに井上監督も「野球というスポーツは３点差で負けていても、９回裏満塁でガバンといったら４対３で勝てる。そこが野球の面白いところ。野球の魅力をもうちょっと引き出すために、名古屋が、ドラゴンズが、というかドームがというか、どこかやっぱり動かなきゃダメでしょうと思いますけどね」と外野テラス席の導入を熱望している。

また、今月１９日にドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」（ＣＢＣ）に出演した清水も番組内での「ホームランテラスは必要？」との問いに「投手の成績は下がるかもしれませんが、チーム的にはつけましょう。僕がファンの気持ちになって試合を見に行ったらやっぱりホームランが多い方が楽しいです」と語った。

実際のところバンテリンドームにテラス席が導入される予定はあるのか？ 立浪氏の発言を受けて本紙が球団とバンテリンドームに質問したところ「ノーコメントです」（中日球団）、「現時点でお答えできることはありません」（バンテリンドーム）との回答だった。ホームランは野球の華。果たしてバンテリンドームにテラス席が導入される日は訪れるのか――。