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イチロー氏と一問一答「妻に感謝の気持ち」「最も大きな影響を受けたのは仰木監督」

東スポWEB / 2025年1月22日 12時28分

――イチローさんが来て、成績を残して、松井さんとか大谷選手が来るという道を作ったと言えると思うが

イチロー氏 それは僕にはわからない。人が判断すること。

――今でも選手みたいに球場にきて練習をしていると聞いているが、それはなぜか

イチロー氏 まず、マリナーズの選手と一緒に練習をしているのは、フリオ(ロドリゲス)は特に毎日キャッチボールをやって、時には一緒にノックを受けて、スローイングをすることもある。コーチという立場ではないが、まずは技術を実際に見せることができる状態にある、それをキープすることで選手たちが見て理解できる、目で見て理解することと、耳で聞いて理解することでは全く次元が違う理解になる。それを彼らにも、僕ができるうちは、僕が元気なうちはそれを続けたいと思っているし、それは毎日やっていなかったら、ホームにチームが戻ってくるときだけやろうと思ってもできない。これは続けていないとできないことなので。日本の高校生たちとも僕は交流があるので、彼らでもやっぱりプロの技術というものを間近で見せることは凄く重要なことで、それを引退してからやっているが、やっぱり動ける間は、どこまでもそれを続けたいし、これがいつ出来なくなるのかというのも見定めたい、それがひとつのサンプルになるんじゃないか。

――発表を聞いて、どういう気持ちだったか

イチロー氏 (放送が始まってから)15分過ぎてもなかったので、ひょっとしてないかもしれないという不安の方が強くなってきて、(笑い)すごくほっとした。これからいろんな感情が出てくるんだと思う。

――これまで7回、クーパーズタウンに来ている。その時感じた野球殿堂と、今の気持ちはどう違う

イチロー氏 僕にとってクーパーズタウンは7回、訪問していて、行くたびにすごくいい気持ちになって、自分のホームみたいな感覚。だから僕の中では、クーパーズタウンというのは現役中に訪れる場所で、(現役が)終わってから行く場所じゃないと思っていたが、初めて終わってから行くことをすごく楽しみにしているし、その時どういう感情になるのか、今想像していないが、今までとは違う気持ちが生まれるかもって思っている。

――今回の殿堂入り、誰にどんな言葉を贈ることになるのか

イチロー氏 挙げればきりがないが、まずは妻。一緒に戦ってきてくれて支えてきてくれた存在で、まずは妻に感謝の気持ちを伝えたい。あとは、僕にとって最も大きな影響を受けたのは仰木監督だと思う。仰木監督の存在がなければ、おそらくカタカナのイチローにもならなかっただろうし、人にこれだけ知ってもらうこともなかったと思う。そもそも野球という存在がなければ、僕は一体、何だったんだろうって、何者かになれたんだろうかっていう風に考える。今日、特にそう思う。だから人との出会いと少しの運、ですかね。努力することは当然として、この二つが大きく人生に影響するんだなって感じている。

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