大物選手乱獲ドジャースに制裁 MLBが来オフにロックアウト検討と米報道
東スポWEB / 2025年1月24日 14時57分
なりふり構わぬドジャースの大補強に対して、ついに鉄ついが下されるのか。ESPNのジェフ・パッサン記者が23日(日本時間24日)、大物獲りを乱発するドジャースに激怒している他球団のオーナーらが2026年シーズン後のロックアウトを覚悟していると報じた。
「サラリーキャップに関する議論の再燃はすでに始まっている。特にドジャースの支出や、ファン・ソトとニューヨーク・メッツが結んだ15年総額7億6500万ドルの延滞金なし契約に憤慨するオーナーらの間では来年のCBA交渉でサラリーキャップを提案することは、MLBによる宣戦布告に等しい。そしてオーナーらはすでに、コミッショナーのロブ・マンフレッドが2026年12月1日に選手を締め出すことを覚悟している」
と、ロックアウトの可能性があるとした。
ドジャースは昨オフ、大谷翔平投手(30)と
10年総額7億ドル、山本由伸投手(26)とは12年3億2500万ドルで獲得。今オフもサイ・ヤング賞左腕のブレイク・スネル投手(32)を皮切りにポスティングされていたロッテの佐々木朗希投手(23)、パドレスからFAになっていた最強リリーバーのタナー・スコット投手(30)とも契約合意し、今季のチーム総年俸は3億7000万ドル(約577億円)をすでに超えている。後払い総額も10億3500万ドル(約1611億円)と膨大な金額となり、一部メディアから「繰り延べ金を通じて契約を不正に操作した」とまで指摘されている。
MLBの直近のロックアウトは2021年シーズン終了後の同年12月2日から2022年3月10日まで続き、開幕日が延期された。また、1994年8月にはサラリーキャップ制導入に反対した選手会がストライキを起こし、ワールドシリーズが中止になった。このストライキは翌年4月まで232日間も続き、プロスポーツ史上最長のストライキとなった。
ロックアウト中は選手と球団の契約交渉が全てストップするため、FA選手はロックアウト解除までどの球団とも契約できず、ポスティングによるMLB移籍の交渉も凍結となり、球団施設での練習もできなくなる。オフとはいえロックアウトの影響は大きく、99日間に及んだ21年オフは泥沼の事態に陥っている。
パッサン記者は「ドジャースが連覇すれば大合唱は大きくなり、不信感は深まるだろう。ストレステストが到来し、野球の回復力はともかく、野球の未来は自らが作り出した状況を乗り切る能力にかかっている」と警鐘を鳴らした。
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