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長野智子アナが明かす古巣の時代錯誤 「フジの番組はキラキラしてないと」で企画却下

東スポWEB / 2025年1月24日 22時22分

元フジ長野智子アナ

元フジテレビでフリーアナウンサーの長野智子氏が24日、文化放送「長野智子アップデート」に出演。中居正広の女性トラブルに端を発し、窮地に立っている〝古巣〟フジテレビについてコメントした。

長野氏は23日に局員に向けた社内説明会が行われたことに触れ「私自身、社員が経営陣に対して現場の怒りとか思いを伝えたというのは本当によかったと思っています」と指摘。「改めて今フジテレビが問われているものは、なぜ海外の株主の外圧によってではなく、内部での動きによって企業としての説明責任を果たせなかったのかということ。その後、報道機関としてあり得ない会見をして、スポンサーの信頼を失い広告の差し止めという致命的な状況にまで至ったのか? フジテレビの企業統治能力(の問題)だと思います」と主張した。

続いて「実は私つい先日、フジテレビの関係者からこんなことを聞いたんです」と切り出すと、「『いつも感じるのはフジテレビの企業風土の昭和っぽさです』と。『経営陣が過去の成功体験から抜け出せていない』というふうに話していたんですね。問題に対する対応とかそれによる投資家・社会からの評価について、経営陣が令和のこの時代にどのような視点が必要でどれだけのことが求められるのか。私は『当初それほどの危機感を持っていなかったのでは?』という声も聞いたんです」と告白。

また、7~8年前に局員から直接聞いた話として、若い社員が「こんな番組作りたい」と企画を出しても、現場の上司ではなく経営上層部から「そんなのフジテレビじゃない」「フジの番組はもっとキラキラしてないと」と言われて却下されると証言し「『こういう事が続くと当然現場はやる気がなくなるし、士気も落ちるんです』という話は私も聞いたことがありました。現場と経営陣との溝がかなりあるということはこれまで何度となく私も聞いてきました」と明かした。

その上で「だから、昨日社員たちが直接、経営陣に怒りを思いを伝えたというのは良かったと思っています」とし、「変わる時代にあって変わらない経営陣という長年続いてきた閉塞感とか時代錯誤の判断というのが、今回の一連の背景にあったのではないだろうかというのは感じます。私は一OGなんですが、企業の最大の危機ですが、これをきっかけに洗いざらい本当に膿を出し切って生まれ変わってほしいというのが私の率直な気持ちです。現場で記者が『うちはここまでして立ち直ったんです』と言えるような大改革をしない限り、フジテレビは報道機関としての役目を果たすことができないぐらいの危機的な状況だと感じています」と呼びかけていた。

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