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【Mリーグのリアル何切る?】プロの思考を本人が解説!醍醐大の選択と放銃回避

東スポWEB / 2025年2月5日 14時8分

1月20日第2試合 南4局0本場 南家・醍醐大の10巡目(4万3300点・2着目、ドラ=1萬)

写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。

2着目で迎えたオーラス。トップも見える手だが、上家からリーチが入っており、下家もテンパイ気配だ。

【答え=3索】運の要素が大きいといわれる麻雀であっても、やはり強者を決めるところはある。そのうちの一つが手順だ。醍醐大(フ)は不要な7萬をツモ切りすることなく、後に切る予定だった3索切りを先に選択したことで、放銃回避に成功した。最初から最後まで丁寧に打ち切るのも難しい中、どこまで読みを入れて3索から切り出したのか。

リーチを入れているのは親の白鳥翔(A)。ただ、警戒していたのはトップ目の鈴木大介(B)だった。「親リーチの一発目に対して、白鳥選手がリーチの1巡前に5萬手出しをしている中での、筋ではあるが8萬切りをしていたので、かなり強い打牌だなと感じました。捨て牌に見えていない字牌が西しかない状況だったので、役は西かチャンタでテンパイしている可能性を感じました」。読み通り、鈴木大介の手牌には西が暗刻。そして、醍醐が引いたばかりの不要牌、7萬の単騎で待っていた。

醍醐も、当然自分の都合も考える。ここから「2萬を引いたら勝負手。親に筋の7萬と5索が自分から4枚見えてノーチャンスの3索は、いずれにしてもテンパイ時にどちらも切るつもりでいました」。ただし、今はまだテンパイ前。ならば少しでもリスクが低い選択をしておくべきだ。「白鳥選手に対しては両方打てそうと感じましたが、大介選手への安全度の比較で、7萬よりも3索を切りました。大介選手が手出しの8萬とかではなく、北のツモ切りとかであれば、この局面は7萬切りをしていたと思います。8萬の手出しを見て、大介さんが今回のように西が暗刻の7萬単騎もあるし、西が頭のペン7萬などでテンパイしている可能性があると感じました。大介さんに放銃したら試合終了ですから」

8萬の手出しに、周辺の萬子に対する危険を感じ取ったことで「3索の方がわずかに当たらなそうと感じました」と、放銃を回避する選択ができた醍醐。終盤には自らテンパイを入れて失点どころか加点して流局し、さらにオーラスの南4局1本場では三面張、しかも山に9枚残りというリーチを打って、見事に逆転の満貫ツモアガリ。勝つべくして勝つ、そんな強さが見えた。

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