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日本の超富裕層、50億円以上の純資産を持つ人は何人?

LIMO / 2019年3月8日 17時20分

日本の超富裕層、50億円以上の純資産を持つ人は何人?

日本の超富裕層、50億円以上の純資産を持つ人は何人?

富裕層というと、どういった人々を思い浮かべますか。今回は世界有数の金融機関であるクレディ・スイスの「2018年 グローバル・ウェルス・レポート」と総務省の家計調査を参考に、日本のお金持ちについて見ていきましょう。

富裕層の人数でトップは米国、日本は?

2018年10月にクレディ・スイスが発表した上記のレポートによると、100万米ドル(約1億1000万円)以上の資産を有する成人の数で、世界第1位は米国の1735万人、2位は中国の348万人、日本は3位の280万人でした。

同レポートでは、100万米ドル以上の資産を有する成人を「ミリオネア層」、5000万米ドル(約55億円)以上の純資産(資産から負債を引いたもの)を有する成人を「超富裕層」と呼んでいます。その超富裕層、日本では3580人で世界で5番目に多いという結果になっています。

日本のお金持ちは高齢者?

次に日本の、特に高齢者世帯の貯蓄について、2018年5月に総務省統計局が発表した「家計調査報告[貯蓄・負債編]平成29年(2017年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」の概要を見てみましょう。

なお、このデータは総務省が「高齢者世帯」として定義する「二人以上の世帯のうち世帯主が60歳以上の世帯」の2017年平均の貯蓄現在高を示すものです。また、ここでいう「貯蓄」には、銀行等への預貯金だけでなく、株式、債券、投資信託、生命保険なども含まれます。

高齢者世帯では貯蓄現在高2500万円以上が3割

同調査で高齢者世帯の貯蓄現在高を見ると、平均値は2384万円という結果でした。一方、貯蓄現在高の中央値は1639万円で、平均値よりも低い水準です。中央値というのは、データを小さい順(あるいは大きい順)に並べた真ん中の値のことです。そして、貯蓄現在高2500万円以上の世帯は34%と、全体のおよそ3分の1です。

貯蓄現在高4000万円を超える世帯は18%

驚くべきは、貯蓄現在高4000万円を超える世帯が約18%、ざっくり言うと5世帯に1世帯という点です。その一方で貯蓄現在高500万円以下の世帯は20%存在しています。4000万円以上と500万円以下とがともに2割と、格差が顕著になっていることがわかります。

お金持ちの特徴とは?

最後に、金融機関勤めの女性たちが語る「お金の現場で感じる、お金持ちの共通点」から代表的なものをご紹介します。

自分自身の価値感を大事にしている

お金持ちの特徴として最も多かったのは、「自分を持っている」という点でした。具体的には「流行に流されず、自分の価値観を大切にしている」ということです。信念があるからこそ経営者などになる人が多いのかもしれません。ただ、「それに反することにも敏感で、時に我が強く意地が悪いと感じる」という意見もありました。

言動や見た目からお金があることを匂わせない

金融機関へ来て営業マンなどに「お金なんてどれだけ持っていてもそんなにいいもんじゃない」など、自分がお金を持っていることをアピールする人は、普通の人よりは資産があっても図抜けたレベルではないようです。また、本当のお金持ちはブランドものや高級車などで見た目を飾ることが少なく、むしろ外見は地味だといいます。

おわりに

クレディ・スイスのレポートによると、日本の成人1人当たりの平均資産額は、2018年半ばまでの12カ月間で2.1%増加して 22万7235米ドル(約2500万円)でしたが、2000年の19万1990米ドル(約2100万円)からは18%の増加にとどまっているとのこと。伸び悩みの理由は、株式市場と不動産の不安的な動き、低金利や以前よりも貯蓄率が低下していることにあるそうです。

参考:「米国と中国がリードし、世界の富は引き続き増加」(クレディ・スイス プレスリリース)

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