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小学校で漢字につまづきやすいのは何年生? 算数などの意外な盲点とは

LIMO / 2019年3月20日 10時45分

小学校で漢字につまづきやすいのは何年生? 算数などの意外な盲点とは

小学校で漢字につまづきやすいのは何年生? 算数などの意外な盲点とは

苦手単元を見つけるコツ

もうすぐ春休み。この時期は年度末から新年度へと変わる時期ということもあり、何かと気忙しいものですね。

子供は進級へ意識が向きがちになりますが、春休みは苦手単元を復習する絶好のチャンスでもあります。そこで今回は、小学生がつまづきポイントを放置しないようにするため、科目別の苦手単元を見つけるコツなどをご紹介していきます。

春休みは短期集中で、つまづきポイントを解消しよう

各教科でつまづいたポイントは、本人が気がついていないケースもあります。また、保護者がすぐに見つけるのが難しい場合も多いでしょう。そういった時は、ネット上にある無料の学習プリントなどを利用してチェックしてみましょう。詳しく見ていくと必ず苦手な単元が浮かび上がってくるので、そういった場合は家庭で復習をしていくことが大切です。

それでは、各科目のつまづきポイント解消法を紹介していきましょう。

国語のつまづきポイント

筆者が個別形式の塾で講師として働いていた時、漢字のつまづきは小学校3年生から始まっていることに気がつきました。それに気づいたのは、漢字を苦手にしていた中学2年生を担当したときのことです。

小学6年、5年と遡って漢字を復習すると、小学2年生で習う漢字は9割できているものの、3年生のは6〜7割程度しか書けなかったのです。また、その中学生が間違った漢字を、国語を苦手としている他の生徒にも試してみたところ、やはり小学3年~4年の漢字から抜けが増えていました。

正しい漢字の読み書きや語句の意味を理解していないと、読解問題ができるようにはなりません。漢字を軽視せず、読解問題に取り組む前に子供の漢字力をチェックすることがポイントです。

「学校のテストは高得点連発」といっても、今の小学校はテスト前に出る範囲を教えて高得点を取る指導を行っていることが少なくないので、家庭で抜き打ちテストをすることをおすすめします。

克服するためのステップは以下を参考にしてください。特に3.は意外と盲点ですので注意が必要です。

1. 現学年の漢字テストをする
2. 理解が足りないなら前学年まで遡る
3. 熟語の漢字を適当に書いていないかチェックする

なお、公文の「にがてたいじドリル」は、つまづきやすい漢字などが出題されているので、おすすめの1冊です。

算数のつまづきポイント

算数は低学年から差が出やすい科目です。1年生では繰り上がりや繰り下がり、2年では九九などに目が向いてしまいます。しかし、隠れたつまづき単元は何と言ってもcmやmmなどの単位です。

特に2年生で習うLやdl、mlなどのカサの単位は、子供にとっては長さのように身近な単位ではないので、何度も復習して定着させる必要があります。四則計算をスムーズに解けるようにする一方で、目立たないつまづき単元でもある単位への理解を深めることも大切です。

単位は地味な存在なので、子供もハッキリと苦手意識を持たない状態にいるかもしれません。まずは、ネットの無料学習プリントや家にあるドリルなどでチェックしてみてください。ノーヒントで問題を解いて、9割近くできていれば苦手としていないと言えます。8割程度の場合は、解き方を教えて類題を何回か解くことで理解度が深まっていきます。

7割以下の場合、基本問題を繰り返し解いて土台をしっかり築いていきましょう。そうすることで、自信を持って応用問題に取り組めるようになるはずです。

理科のつまづきポイント

理科は小学3年生からスタートする科目ですが、公立小4年の筆者の子供によると、既に得意不得意の子が固定しているそうです。なぜなのか理由を聞いてみると、「理科用語を理解していないから」との返答がありました。これには正直、驚いてしまいました。

理科が苦手な子は、沸騰、水蒸気、気体などの意味を理解していないそうです。この用語は、もちろん中学、高校でも使う大切な用語です。小学4年生の時点で理科で使う言葉とそれを表す現象への理解度に差がある現実を深刻に考えないといけません。

学校のテストで70点に届かないなら、しっかりと学校で習った内容を定着させましょう。おすすめは教科書ワークです。実験器具など写真が鮮明だと理解も深まるので、カラー刷りのものを選ぶようにするといいでしょう。

社会のつまづきポイント

理科と同じように、社会も小学3年生から学習がスタートします。子供本人が事前に持っている知識差で、得意か不得意かに分かれやすい科目です。

住んでいる街のことを調べるなど、身近なテーマを扱うこととから学びますが、学年が上がってくると地図記号や縮尺も学びます。特に5年生からは扱う範囲が広くなり、覚えることが格段に増えていくので差が出やすくなります。

また、テストでは記述問題も多くあるので、「計算力の有無・書ける・書けない」の差が出やすい科目でもあります。日頃から学習漫画などを利用して歴史や日本の都道府県への知識を増やしていくようにしましょう。

このように、社会は文系扱いになることが多いですが、文系と理系をミックスした科目です。苦手単元を集中的に復習するのではなく、家庭で教科書をよく読みながら理解度を深めてください。そうした復習をしていった上で、教科書ワークを解いていくと盤石な土台を築いていけるはずです。

市販のドリルを使用する場合、意外と難しいものがあるので、購入する時は直接子供に確認させるといいでしょう。

まとめ

今回は、科目別の苦手単元を見つけるコツをご紹介していきました。子供本人も気がついていない苦手単元もあるので、進級する前の春休み期間中にチェックをしてみましょう。

新年度早々は新しいクラスに慣れるまでの期間なので、授業のペースも若干緩くなります。そのため、春休みから4月中旬までは今までの苦手単元を克服する時間に充てることができます。つまづいた単元を放置せず、克服することで自信を持って新学年のスタートを切れるでしょう。

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