転職で失敗する人が面接でチェックしていないこと
LIMO / 2019年3月25日 19時45分
転職で失敗する人が面接でチェックしていないこと
今の職場で働くのがツライとか、今の職場ではこれ以上の成長が見込めないとか、様々な理由で転職を検討している人がいると思います。しかし転職はある意味で人生を変える選択になりうるもの。しっかり準備と確認をしてから行動しないと、「転職なんてしなければよかった」と後悔することになるかもしれません。そこで今回は、転職で失敗しないために面接で必ず確認しておきたいことをご紹介します。
採用活動の目的と背景
以外と見落とされがちかもしれませんが、今、自分が面接を受けている採用活動の目的や背景を確認しておくことは非常に重要です。なぜ人を採用しているのか、それが利益拡大局面における増員なのか社員の離職が相次ぐことによる人員補充なのか、はたまたそれ以外の理由なのか。
どういう意図で採用活動をしているかによって、自分に何が求められているのかも理解できますし、その会社の置かれている状況もわかるはずです。しかし、「なぜ採用活動をしているのか」と聞いても、詳しく話してくれるとは限りません。「多くの人が退職したから」とか「職場の環境が悪く残業が多いから少しでも人をふやしたい」などといった比較的ネガティブな理由であれば特に、正直に話してくれる会社は少ないでしょう。
そのため、様々な角度から質問をして何が本当の目的なのかを確認する必要があります。「将来に向けた会社のビジョンはどのようなものですか」「人によるかもしれませんが、平均的には残業時間はどのくらいですか」「どの会社にも退職者はいると思いますが、どのような理由で退職する人が多いでしょうか」「もし縁があり入社することになったら、私にどのような能力や役割を期待しますか」などと積極的に質問をするといいですね。
求められるスキルや能力、取得必須な資格など
転職する前に、自分にとっていい会社かどうかということをチェックするのもとても大事ですが、自分がその会社に貢献できる人材なのかを確認しておくことも大事です。それは、会社のためでもありますが、何より自分のためです。
自分のスキルや経験、能力が全く追い付かないところで働くのは非常に困難でストレスを伴います。スキルが追い付いていない場合は周りからの評価も低くなり、昇給昇格することが非常に難しく感じるケースもあるでしょう。
逆に、自分の経験が活きる職場なら、自分も快適に働けて、思うように能力を発揮できますし、周りからの評価も上がります。その場合は報酬アップも期待できるでしょう。会社の求めているスキルと自分が持っているスキルがマッチングするかというのは、入社後の将来にも大きく影響するはずなのです。
また、必須とされる資格があるかも必ずチェックしておきましょう。必須資格がないと仕事ができないというのでは話になりません。さらに、入社時点では必須とは言えないけれど昇給昇格に必要な資格であったり、持っていると給料が上がる資格などがあったりするならそれも聞いておくといいですね。入社に向けて勉強することができますし、入社後のハードルについても確認することができます。
できれば同世代の社員と会って話を聞くこと
もし転職を希望する先の会社が許可してくれるなら、同僚になるであろう同世代の人たちに会って話をする機会を設けてもらいましょう。これが実現するのとしないのでは非常に大きな差があります。
真摯に「もし可能であれば、職場の同世代くらいの方に合わせていただけませんか」と言えば相手も検討してくれるはずですよ。逆に、その場で断られるようであれば、理由にもよりますがちょっと危険。会わせたくない理由があるのかもしれません。
もし同世代の同僚に会うことができたら、職場環境についてぜひ聞いてみてください。上司や人事担当が立ち会いの場合はすべて本音で話すことはなかなか難しいかもしれませんが、表情や話し方からうまく本音を感じ取れるように集中して話を聞いてください。
「どんな人が職場で評価されていますか」「同僚として、私にどういう役割を求めますか」「会社で働いていて、やりがいを感じるときとストレスを感じるときはどんなときですか」などという質問を積極的にして、相手の本音を探ってみてくださいね。
基本的な待遇、給与、残業時間や職務内容も忘れずに
同業他社への転職のときにありがちですが、職務内容はそれなりにわかっているつもりになって詳しい話を聞くのをつい忘れてしまったり、給料は今のところよりもいいはず、と思ってあまり詳細に聞かなかったりします。しかし、それでは転職がうまくいくとは思えません。
また、もし憧れの企業に転職できるとなると目がくもってしまって、基本的な待遇や給与水準を軽視してしまうこともあります。憧れの会社に入らなくても、なかなか転職先が決まらないときや誰かに転職を急かされているようなときにはなかなか自分から聞けないことも多いですよね。
しかし、基本的な待遇や残業時間などをきちんと確認しておかないと後悔することも当然あります。職務内容が思っていたものとは違っていて自分のスキルや経験を活かせなかったり、お給料が少なくて生活が苦しくなったり、残業時間が多くて体力的にも精神的にもキツく感じたりしてせっかく転職したのにすぐにまた転職を考えることになっては意味がないですよね。
まとめ
いかがでしたか。転職における面接の場では、相手とあくまでフェアな立場でいることがとても重要です。ていねいな受け答えをしていれば、フェアな立場でいようとしても相手に不快感を与えることはありませんし、相手もこれからのビジネスパートナーとしてあなたを見てくれることでしょう。
新卒の面接のときのように相手に圧倒されるのではなく、ビジネスパートナーとして、ともに働くかもしれない仲間として面接を受けることを心がけてくださいね。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
資格がなくても転職はできる!? ITや介護など5つの“狙い目職種”で、企業が求める『意欲・コミュ力・適応力』とは
まいどなニュース / 2025年1月7日 20時30分
-
中途入社20~30代社員が評価した「育成環境」優れた10社とは 長期育成に力を入れる企業「2つの特徴」専門家が解説
J-CASTニュース / 2024年12月30日 12時0分
-
知っておきたい「退職のベストタイミング」 ボーナスは?社会保険は?上司にはどう伝える?…円満退職をかなえる秘訣
まいどなニュース / 2024年12月27日 20時30分
-
「住み込みの仕事は夜逃げ」100回以上“転職”した41歳男性が辿り着いた意外な“境地”
日刊SPA! / 2024年12月22日 8時54分
-
20代の転職、「未経験職」への挑戦が増加 6割が年収アップ!...アピールの秘訣は?(2)/「doda」編集長・桜井貴史さん
J-CASTニュース / 2024年12月17日 18時23分
ランキング
-
1裏切られた気持ちでいっぱいです…月収25万円・65歳サラリーマン、毎年「ねんきん定期便」を必ずチェック、年金月19万円のはずが「初めての年金振込日」に知った衝撃事実に撃沈
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月15日 8時15分
-
2理想の体形や収入がいつまでも手に入らない理由 強い願いも「無意識」に打ち負かされてしまう
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時15分
-
3松屋が「本気のガチ中華」で投入した商品の"正体" 「中華一番」の作者も唸る「水煮牛肉」の実力
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時40分
-
4「馬上、枕上、厠上」がキャリア形成にも重要な理由 「1人になれる時間」は本来いくらでも存在する
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
-
5悪質なデータ復旧事業者「レスキュー商法」の手口 多発する「納得できない作業結果と費用請求」
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください